物心ついた頃から本や漫画や映画が大好きで、絵を描くことも好きで、同人活動もしていた。オタク友達も沢山できて、ジャンルが違ってもお互いの推しの話をしたり毎日話が尽きなかった。社会人になってからも、よれよれで帰ってきてからきつい!と言いながらも楽しく原稿を描いて本を出して、休みの日にはライブや舞台に行ったり、それはそれは毎日忙しくて楽しくて楽しくてしょうがなかった!
オタクをやめるなんて考えられないし、仕事もまあ嫌な時はあるけどオンオフ精力的にずっとやっていけると思ってた。
思ってたんだけどな。
数年前大事な家族を亡くしたことがきっかけか、一切興味を持てなくなった。なんとか立ち直ったが、そこからは仕事や人間関係もトラブル続きで。
なんとか気を紛らわそうと色々漫画を読んだり映画を観たりしたんだけど、不思議なことに全く、何も感じない。オタクが登場人物の名前を覚えないなんてことあるか?一切頭に入ってこないというか、右から左へって感じだ。
前のような絵を描くぞ!という気力も全く湧かず、あれ?元々気持ちの切り替えが上手い方だったのに…みたいな焦りがあり、休日は寝てるだけになった。
友達に相談したけど、原稿やオタ活が忙しいんだろう、だんだん自分には声がかからなくなり、自分抜きで盛り上がっていることにまた落ち込む。
オタクなんて所詮、趣味の付き合いでしかなかったんだよな。オタクの友達は素晴らしいけど、オタクの付き合いばかりしてきたため気づけばそれ以外の交友が皆無だった。
社会人の運動サークルに参加してみたり職場の人と飲みに行ったりしてみたけど、それぞれ恋人がいたりもっと仲のいい親友がいたりして、なんでも話せるオタクの友達ほど深い付き合いができない。
オタクをしてた頃は本当に良かった。休日が来るたび、今週も何もできなかったと落ち込み焦り、へこんで月曜日を迎えることが虚しくてしょうがない。
オタクってマジで素晴らしいと思う。生きる糧だったんだな…まさか自分がオタクをやめるなんて考えもしなかった。いつかまた絵を描きたいし、ライブや舞台に情熱を燃やしたい。そんなふうに考えながらもう数年経つ。
オタクのみんな、オタク友達以外の付き合いもある程度大事にしたほうがいいぞ。あとその情熱は本当に素晴らしいものだから、何かにハマれるうちは全力で楽しんでほしい。
オタクをやめた人、どうやって過ごしていますか?またオタクに戻ってこれることってあるんだろうか。
あー。また週末何もできずに月曜日が来る…
30代にはよくあることです
オタクコミュニティにはドライな会社組織みたいなものもあるんだな 情報や成果物などのやり取りが目的であって、そのやり取りに関わらない成員は集団からパージされるという
ハマってたジャンルに飽きたオタクあるある だからこそ、最後までそのジャンルにしがみ付くオタクが出てくるんだよ……
原神やろうぜ HoYoLabは今一番洗練されたグローバルオタクコミュニティだと思う