2022-06-06

自動化させるためのバリ取り」によって発生するコストが「自動化で浮く工数」を上回ることを説明しているんだが

何故か理解してもらえない。

多分俺の説明が悪いんだろうな。

何度か挑戦しているんだが毎回失敗する。

1ST LOOP 「脱穀機に入れる前に砂利を取り除かないといけないんですよ」作戦

俺「脱穀ってあるじゃないですか。稲を玄米に変えるアレ。アレの機械ってものによってはまず石を人間が取り除いておかないと玄米ごと石をジャリジャリやるから玄米が砂まみれになるし、なんなら機械も壊れやすくなるんですよね」

だいぶ上の上司「僕の実家の近くには自動精米機があるが、アレは自動で石を取り除く機能がついている。それを実装したまえ」

俺「それを実装することによる例外処理コストがだいぶかかるのですが」

俺の直属上司「そんなことないよ!異常なデータを取り除くだけだから簡単ですよ。すぐにやらせます

俺「異常かどうかの判定を凄く荒くすれば出来ますけど、それをやると自動化出来る部分が大幅に減って」

よそのそんな偉くない上司「つまり出来るということのようですな。喋る前に手を動かすべきですな」

GAME OVER

2nd LOOP 「面接の時に学歴フィルターをかけるでしょ」作戦

俺「面接の時には学歴フィルターをかけるわけですが」

まり関係ない部署上司「我が社はそんなことは断じていたしておりません!不愉快だ!かえりゅ!」

俺の直属上司「おい。謝りに言ってこい」

俺「はい

よその上司はいじゃないが」

直属の上司「本当に反省はしているのか。頭を冷やしてから、謝りに言ってこい」

3rd LOOP 「とにかく工数説明しよう」作戦

俺「今まで通りのやり方で作業した場合工数がおよそ2人月かかるデータに対して自動化を目指したと仮定しますと、そもそも自動化のフォーマットに合わせてデータを調整する作業自体に1人月、その後自動化で出力されたデータ確認作業に0.5人月自動で処理できなかったデータに対しての作業に1人月がかかり結果として合計のコストは増えることに」

偉い上司「つまりこの企画自体が失敗だったということなのですね」

俺の直属の上司の直属の上司「そんなことはありません!企画のコンセプトは正しいのです」

偉い上司B「では何故このようなことに?」

偉い上司C「想定しているデータの規模が小さすぎて自動化のスケールメリットが発生していないのではないかね」

俺「自動化は出来ても初期の処理や確認においては手作業に近い部分が入りますので」

偉い上司D「それを自動化することは出来ないのかね」

俺の直属の上司の直属の上司「今後の改良によって可能となります

俺「(無理だっつってんだろ)」

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