「新入社員の彼、上司の指導が厳しそうだから、君から来週の担当定例でチーム替えを進言してもらえない?」
と、話を受けたのは先週の金曜日の午後。
入社10年目で最早ならマネージャーになっているけど、そうならなかったしそうなれなかった担当者にそんなこと言うなよと思いつつ
その担当定例というのは管理者とチームリーダーが参加し、毎週チーム内での進捗とか課題を共有する場だ。
その場で多分言うのだろう、
「彼のスキル習得状況を考えると、そろそろ次の担当に移してあげた方がよいと思います。」
まぁ、OJTという名の育成担当かつチームリーダーである自分が言うのは間違ってはいない。
ただ、こうも思う。
確かに今の担当の上長は職人気質で厳しいが、そこで得るものも成長するものある、そこで成長していくのもあるのだろう。
そう思うし、それを当の新入社員に問えば、おそらく彼はこういうだろう。
彼はその職人の下から離れ、ゆるふわ上長の下に行くのが組織として求められることなのだろう。
自分の10年前を思い出せば、そんな配慮もなかったし、今でいうところのパワハラが常態ではあった。
それを今の様にカバーしてもらえればここに至るまでに心を病むこともなかったし、良かったんだろう。
その一方で、あの日々が自分の成長につながったのかという生存者バイアスを感じることも無くもない。
何が正解か、正解なんてないんだろうけど、今の優しくなった世界では今の彼の処遇を何とかする、それが最善解何だろう。
と、明日の午後にあるその担当進捗で彼の異動を自分が進言するのだろう。
それはまぁ間違いではないし、それが良いことなのだろう。
ただ、何とも言えない引っ掛かりを持ったまま、明日の月曜日を迎える。
最近構築されてきた「優しい世界」への向き合い方がまだ理解できない30代。
世界はこれからも優しくなっていくだろうし、それは正しいことなんだろう、でもなんともその正しさに少々の違和感がある。
それをなんと表現すればよいのだろう。
新人が優しい上長のところでダメならクビだから 別に優しくはないと思う。 早く成長できるポジションから外されてるだけだし。
人間の感情として下の世代が良い目に合ってると正直嫉妬するよな 自分の時も優しくされたかったって思うわ
闇堕ちする前の正義の味方って感じがある 極悪な悪魔も若い頃は理想と夢に向かって走ってたんだよっていう
若者に対してだけは、だな 氷河期世代の中高年は相変わらず自己責任論で厳しく殴られてる
職人気質で厳しいではない アンガーマネジメントができずマネジメント能力のない上司として無能な人物だが仕事を遂行はできる 部下に適切な対応で教えることができず、仕事なのに...
メンターできないが職人気質で作業できるやつに、ただ無能の烙印おしてたら、それはそれであかんけどな。
個人技では有能でも組織の人間としては無能でしょ 正解は個人としてやってもらうだけ
>正解は個人でやってもらうだけ 無限の人件費と無限の採用候補者と常に充分な幹部候補が居ればお前は正しく、大抵の経営理論はそういうあり得ない話をしがち。 だがそうはな...
へえ。なんで日本はそうならないんだろうな 日本で働いたことないから知らないけど
普通の世界から優しい世界になっていくんじゃなく厳しい世界から普通の世界になっていくんだよ 法律は大幅に変わっているわけじゃない 元々あった人権にジャップどもが気付きつつあ...