2022-01-16

anond:20220115114244

頭悪そう。

そんなもの修正主義でもなんでもない。

仕事捗る的な普通日本語としての「捗る」と、「色々と捗るぞ」というネットスラングが使われるようなシチュにおいて捗る部分だけ抜け出して使われる「捗る」は、字面は同じでも表現しているニュアンスや、使われる場面が微妙に異なる。

似たようで違うものを、「昔からあった」と否定する人も、「そんなことなわ!あの頃から使われだしたんだよ修正主義者が」と憤る人も、どっちもぼんやりした認識しかないせいで混同していることが頭の悪さの所以だ。

例えばだな、

A「Bさん、このツールを使えば作業が捗りますよ」――みたいな表現では、本来意味捗るだろう。

A「B、まだそんなことやってんの?このツール使え。捗るぞ。」――みたいな表現では、十中八九2ちゃんスラングの方の捗る用法だろう。

Aがスラングを知らずに後者セリフ回しをしてしま可能性もゼロではないが、知っている者同士であれば少なくとも「こいつスラング風の言い回ししてんなw」と感じるはずだ。

このようにスラング化した方の「捗る」では、情強たる俺が愚昧な者どもに俺の知るスマートソリューションを伝授してやるぜ的な、若干の傲慢さを帯びたオススメゴリ押し感が漂うフランクでひょうきんな物言いをしたい場面で使われるわけ。

それに一般的な「捗る」を使う時は、○○が捗る、というように何かに掛かっているものだ。一方でスラング風に使われる捗るは、具体的に何が捗るかは明言しない傾向にある。

元ネタが"色々と"捗るから、直前に話していた問題対象に含むのは当然だが、他にもあん意味やそんな意味でもハッスルできてしまうような表立って言いにくいことへの示唆も兼ねる場合がある。なので「何が」捗るかは言わず、単に「捗るぞ」としか言わない。そういうユーモアを含めた表現可能なわけ。

記事への反応 -
  • 「実家が太い」って言い回しがブレイクしたのは2018年ごろ。ネットの初出は2012年だが。 これがあと10年か5年後に、「あの頃実家が太いって言葉が出て来て流行ったよね~」と言っても...

    • 頭悪そう。 そんなものは修正主義でもなんでもない。 仕事が捗る的な普通の日本語としての「捗る」と、「色々と捗るぞ」というネットスラングが使われるようなシチュにおいて捗る部...

    • こうやって残しておくって大事だよね あと流行ってる言葉に対して○○○って何?って書き記しておくことも大事 のちのネット学者が「何年のこの時期ではまだ知らない人も多かったよ...

    • ツイッターが普及して以降の流行語はツイート数である程度客観的に評価できるんじゃない?

    • ヒット漫画とかで使われてそれ以降SNSで広まった語彙とか、それを指摘したら「はあ?昔からある言葉ですが」とか顔真っ赤にして反論してくるな。

    • 近年よく聞くようになった芸人用語の「ニンがある」とか「ホンイキでやる」は実はルーツは古くて落語や歌舞伎の用語にあったというケースだが、たぶんそれと同じような歴史ある言...

    • これと逆の現象で方言とか業界用語とかがいつのまにか流行り言葉として定着しててビックリすることある。 自分の感覚だと「イキる」とか関西圏の言葉だったのに普通に使われてる...

    • そこ捻じ曲げられても何も困らなくない?

    • 単位直撃A+という言葉が今後流行ったらこれが参照されるんだろうな

    • そのパターンは、言葉そのものは昔からあったけど、広く多用される、使われ方が変わる、ってケースで該当するほうが多いのでは?

    • 言葉の流行り修正主義に震えろ anond:20220115114244

    • 言葉の流行り修正主義に震えろ anond:20220115114244

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