この時期、ニュースを見ていると各地の成人式の模様が流れてきて、曇りなき眼の20歳の若者が「ここまで育ててくれた親に感謝」「親孝行していきたい」とコメントするのが定例で、既に中年の域の私としては眩しすぎて目が潰れそうになる。
だからてらいなく「感謝」と言える子達を見ると「おお…」と感嘆してしまう。
要所要所で言えば、親に感謝すべき点(大学まで行かせてくれたこと、多兄弟で貧乏だったけど食べるに困るまではいかなかったことなど)はあるのだが、母親がADHD気味で、家庭内は地獄の様相だった。
子供達が自立して家を出た今も、現在進行形でキ◯ガイ行為を繰り返し、周囲に迷惑をかけ続けている。
この歳までずっと引き摺っている漠然とした不安感は、母親が生きている限り続くのだろう。
周囲からは「そうは言っても親だろ、大事にしろ、親孝行したいときに親はいない」と散々言われたけど、思考を転換することは出来なかった。
早くに死んでくれていたら、「苦労させられたけどあの人も苦労していたし、良いところがあったんだよな」と思い返せたかもしれない。
ただ、今の時点では無理だ。
後悔しないように尽くすのではなく、死んでから後悔しようと決めた。
今、私にも小さい子供がいて、何年後かには誰かから「親に感謝」思想が植え付けられるのだろうけど、個人的には「親に感謝」思想はいらないと思っている。
本心で思っているなら別にいいのだが、保育園や学校等で父の日、母の日、自分の誕生日に感謝の言葉を述べさせる、とかいう強制イベントはいらない。
これはガキが自分の思い通りにならなかったら同じノリでギャアギャア言い出す親の顔ですわ
NHKとかTBSとかで若者集めて朝まで生討論するといいと思うんだよね。 パパママ大好きっ子や親に感謝してる新成人10人と、親から性的虐待されたり、施設にブッ込まれたり、ヤングケア...
思い出したけど、日本には「教師の日」が定着しなかったんだよね 感謝すべき存在という強制思想を植え付けなかった日教組えらい