温泉むすめの件で、ちょっと思ったこと。キャラの設定をそのまま文章で描写すると、思っていたよりどぎつくなる、という問題があると思う。
たとえば、男性主人公のことが好きで、彼が他の女の子と仲良くしてたり一緒に出かけてるのを見るとヤキモチを焼いて怒ったりビンタしたりしちゃう、というツンデレ女性ヒロイン(および「実はそれはお前へのプレゼントを選んでもらってたんだ」という展開)は昔からある馴染み深い類型じゃん?
それを漫画やアニメで見てる分には「あ~このヒロインはよっぽど主人公のことが好きなんだな~かわいいな~」って思える。
でも設定文で「よく主人公に怒ったり主人公を殴ったりする」って書かれると、うわDV女じゃん、やべえ、って感じになっちゃわない?
多分例のスカートめくり設定も、温泉むすめの漫画とかで「しょっちゅう他のキャラにスカートめくりなどのうざ絡みをするうざいけど憎めないキャラ」みたいな感じで描写したら、「うざかわいい」とかそういう枠で普通に受容されてただろうし、ここまで燃えることはなかっただろうとも思う。
でも設定文で「スカートめくりが好き」と書かれると一気にどぎつくなるというか、え、性犯罪者? って感じになっちゃう。
たとえばウマ娘のアニメで、「メジロパーマーの宝塚記念にトレーナーが来なかった」ってシーンがあったけど、それを見たオタクは勝手に元ネタを調べて「史実でも馬主は来てなかったのか!」って喜んでたんだから、温泉むすめでも「他のキャラのスカートをめくる」ってシーンがあって、それを見たオタクが元ネタを調べて「なるほどカッパの尻子玉が元ネタか!」って喜ぶ、みたいな流れならよかったんだろうなって思う。
ただ難しいのは、こういう地域おこし系の萌えコンテンツだと、元となる作品があるわけじゃないからどうしても設定文に色々と詰め込みたくなっちゃうんだよね。それはわかる。いかに興味を持ってもらえるかが命だからどうしても設定で色んなこと説明しなきゃいけないし。
あと擬人化は作ってる側がすげえ楽しいから設定を細々と見てほしくなっちゃうというのもあるよな~。元ネタの要素をどこまでキャラクタの特徴に落とし込めるかってやっててすごい脳みそ使うから楽しいし「こんなところまで考えて作ってるんだ! すごい!」って褒めてもらいたいからクリエイター目線だと「こういう設定もあるんですよ」って見せてまわりたいよな~。
まあとにかく、作った設定のどこまでを説明に書くかのさじ加減が難しいところだなぁと思いました。
ちなみに温泉むすめの漫画は今期間限定で無料公開してるらしいからみんな読んでいってね!!1!!!>https://comic.webnewtype.com/contents/onsen/10/
あと有馬記念合わせでメジロパーマー実装はまだですか! メジロドーベル実装はすげえうれしいし全力で回すし引けたらまずは男性トレーナーでプレイするけど! メジロパーマーめちゃめちゃ好みだから早く実装してください何卒どうかよろしくお願いします!
なろう作品の設定をそのまま長文タイトルにすると身も蓋もなく感じるみたいな話やな
文章に起こすことでやっと客観的に見れるようになるんだよ