世界で評価されるような映画・音楽・漫画等のクリエイターも、最初は1千万円以下の売上で免税事業者としてスタートしている。
インボイス制度が始まると、インディー・同人の作家たちはかなりの数が成り立たなくなるだろうね。
自腹を切れば生活に響くし、取引先や商品価格に転嫁すればどこかで全体の売上に影響が出ざるを得ない。
政府も日本のエンタメ輸出は増やしたいと思っているだろうけど、その種を育てようとしなければ大きな木は育たない。
もちろんエンタメ関係だけじゃなく、小規模なネットサービスとか、個人商店とか、一人親方とかも同じだけど…
小規模に始めることを抑制すれば、大規模な存在が生まれなくなり、結局は税収も伸びないし、国自体が衰退していくことになる。
法人の利益への課税を強化するのと個人の利益への課税を強化するのでは全く違うというのをわかってほしい。
法人税は人件費・労務費(=個人の生活費)を支払ったあとに課税されるから国民の生活には響かないけど、
所得税や今回の消費税は、それらが課税されたあとの金額から個人の生活費を捻出しなきゃいけないわけだから、国民が生きていけなくなるよ。
あと「インボイスなんて貿易で普段から使ってるのに今更何が困るの?」とか「インボイスなんて海外ではいつも使ってるのに知らないの?」みたいなこと書いてる人よく見るけど、
一般的に言うその「インボイス」とこの制度で言う「インボイス(適格請求書)」は、同じ名前で呼ばれているだけの別の概念です。