2021-11-14

家庭環境裕福だったけど頭悪くてバカにされたので悔しくて勉強した

私は親戚の中ではかなり恵まれた家庭環境で育った。

うちの親は地方のクソな田舎出身だが勉強ができたので東京の一流大学に入り、周りの親戚が高卒で近くの工場かに勤める中めちゃくちゃ大企業に入って海外にまで赴任した。そのおかげでわたしは従兄弟の中で唯一小学校から私立に通い、帰国子女という肩書きもえた。

しかしながら、隔世遺伝なのか知らないが、わたしはめちゃくちゃ勉強が出来なかった。

中でも歳の離れた従兄弟との出来は歴然で、事あるごとに、恵まれ環境勉強できてるのに、教育費めちゃくちゃかけてもらってるのに頭悪いんだねと親戚に嫌味を言われつづけ育った。

宿題をしていると、バカなんだから無駄だよと言われたりもした。

大学受験は普通に失敗してMARCH就職もそんなにいいところには勤められなかった。

そんな中、久しぶりの親戚の集まりで歳の離れた従兄弟が県下一の高校に手が届きそうだと叔父が自慢しているのを聞いた。

酒も入っていたせいか饒舌で、増田は小さい頃からお受験して頑張ってその程度だけどうちの息子は違う、結局は遺伝なんだよみたいなことをひたすら捲し立てていた。

その時点でだいぶ帰りたかったが、叔父とある士業をしており、私もそっち方面には興味があったので、それでもこの機会に少し話を聞きたいと思い切り出すと、増田は頭悪いんだから無理に決まってる、女のくせにいまからそんなもん目指してどーすんだと言われた。

何かがキレた。やってみなきゃわかんねーじゃん。

バカの意地を見せてやると大人気なく憤慨した。

その日から2年。私は仕事以外の時間を全て勉強に費やし、とうとう科目合格まで漕ぎ着けることができた。

勉強にこんなに一生懸命になったのは生まれて初めてだった。

兄弟が県下一の高校に受かる前にどうしても結果を出したかったので死ぬ気で頑張った。

金とかコネとか環境とか関係ない、独学で掴んだ初めての成果だった。

もうすぐまた親戚の集まりがあるのだが、今からとっても楽しみだ。

なぜならその科目合格した試験は、叔父が数年かけても受からなかった士業のものからだ。

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