途中で挫折した回数が一番多いの「ギリ読めなくもないレベルの凡作と良作の中間ぐらい」での、
00年代後半、ネットで喘ぎ声やチュパ音を異様に評価する連中が幅きかせてたせいで、
エロシーンはフルボイスで喘ぎ声山盛り注ぎ込まれるのが正義ってトレンドが来た。
抜きゲーは当然3ページも4ページも素っ頓狂な喘ぎ声で埋めるようになり、
抜き専用だけならまだ仕方ないけど、
「面白いシナリオ」「感動のシナリオ」「萌え恋愛メイン」て広告のタイトルまで、エロ喘ぎ比率増えてってな。
21世紀に入るとなまじっか月姫とか「すごいボリューム量」なんて売り文句でヒットしたもんだから
それでシナリオはキャラ分業シーン分業で、エロシーンも専門ライターに書かせてるから、
「メインライターのやたら張り切った長いシナリオ」「サブライターの頑張った普通に長いシナリオ」が交互に投入された後に
「クソ長い喘ぎ声とチュパ音をフルコースで振る舞うエロ担当ライターのシナリオ」が来る。
当時のエロゲの喘ぎ声をヘッドホンでBGM込みで数ページに渡って聞いてみ。すごい疲れるから。
こう書くと「じゃあスキップすればいいじゃん」って言われるだろ。
そう。「スキップすればいいだろ」を言い訳にして、可読性とかユーザー体験とか、全て無視して全ツッパしたんだよ当時のエロゲ製作者ども。
そのへんの恨みはさておき。
それで疲弊しながら、まあネットの評判よりだいぶイマイチだったけどヒロインに罪はないし、
ってエロシーンで頑張って抜くじゃん。
喘ぎ声を聴いてりゃ半立ちぐらいにはなるし、ようしオジサンがんばっちゃうぞーって。
次の日、もう再度ゲームを立ち上げる気力がなくなってる。
あれまだ読まされるのかあ、ちょっと疲れるから、まあそのうちにしとこ。
そんなことが何タイトルか続くうち、気が付けば遠ざかってた。