2020-09-28

チェンソーマン考察:マキマの邪悪善意とその苦悩

最新話の86話まで読んだところで考察っぽいものを書きます

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デンジ絶望どん底に突き落とす理由

マキマはチェンソー悪魔すなわちチェンソーマンを現出させる必要があった。打ち負かすために。チェンソー悪魔すなわちポチタに対して意識の上で優位に立っているデンジを無力化する必要があった。

チェンソー心臓を持った人間デンジ)では、概念消滅させることはできないのだろう。

マキマはデンジの心を昏倒させ、無力化するために、デンジ精神的に追い込んだ。絶望の底に落とした。そのために早川アキを銃の魔人と化し、デンジに殺させた。パワーをデンジの扉を開けるという行為を介在させて殺した。

・マキマが公安にいた理由

マキマは公安幹部という立場を利用して手駒を多く作った。チェンソーマンを打ち負かすために。

悪魔魔人退治の名目のもと、己の手駒とすべくひとつひとつ積み重ねてきた。マキマの行動にはすべて一貫性がある。

・マキマの邪悪善意

マキマの目的は、より良い世界を作り上げること。これは己の善意に基づいてのものかもしれないが、死のない世界とはなんとおぞましい世界か。死がなければ人は執着を手放せない。執着にまみれた人生永遠に生きねばならないとは地獄のものではないか。マキマは強い力を持つ存在だが、人間に対する理解が浅く、誤った方向へ世界を変えようとしているあたり、邪悪存在という他ない。

・マキマの苦悩:

マキマはチェンソーマンファンであるがゆえに支配できない。チェンソー悪魔自分よりも程度の低い存在認識できなければ目的は果たせず、己にない能力を持つ、尊敬すべきチェンソーマン貶めるねばならぬところにマキマの苦悩がある。

・名は体(本質)を表すか:

マキマとは間鬼魔か。人の心の隙間に入り込んで己が鬼とし使役する悪魔の意か。

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