2020-08-01

現行TV特撮作風が全部戦隊物になった理由

予算のかさむTV特撮は、毎年作り続けても

確実にペイできそうな人気シリーズのみが生き残ったんです。

で、実質生き残ったのは皆さんご存じの、

ウルトラマン仮面ライダー戦隊シリーズのみ。

これらは上記の順で登場して、いずれも作風がまるで違うんです。

ゴジラ東宝特撮の息吹が残る王道エンタメウルトラマン

親殺し・同族争い・自己否定の陰惨な石ノ森イズムが根底流れる仮面ライダー

仮面ライダーネガポジ反転として製作され、底抜けに明るい戦隊シリーズ

後発になるにつれ、当然マネタイズが上手い。

ウルトラマン怪獣ソフビ戦闘機プラモ等の小物、

仮面ライダーで単価の高い変身グッズに怪人カード

戦隊物では前述全てに加えて5人分カラバリ+超合金ロボ、

ってな具合になっていくわけですね。

でね、21世紀日本少子化ですよね。

TV特撮って実質グッズの販促番組なんですよ。

昔なら10の子供に玩具一個ずつ売れば儲かったけど、

今は1人の子供に10個売らなきゃ儲からないわけですね。

そうなってくると商売的には戦隊シリーズ

テイストを採り入れざるを得なくなるわけですよ。

原色寄りの派手なヒーローが何人も出てきて、

一人一人色んな形状のグッズを携帯してて、

それに加えてマシンロボットが出てくるわけです。

こんだけ要素山盛りにするとストーリー

練り込むのが難しくなるのは目に見えてますよね。

から明るくてギャグと勢いで突き進まざるを得ない。

から、どのシリーズもいろいろ模索した結果として

似たり寄ったりな戦隊チックな作風になったんです。

個人的には食傷気味ですが、時代の流れですね。

  • ウルトラマンが武器とか装備使うのは違和感がすごくて馴染めない

  • 昔からよく言われますが 画家の絵は手伝えないとか ペア囲碁 ペア将棋 ペアプログラミング のように 普通は人数が増えるほうが 効率が悪くなる という分野は 戦隊モノにはそ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん