2020-06-18

エロ小説を書いたら数字の沼にはまった

 俺はどこにでもいるインターネットユーザーであり、声優オタクであり、コンテンツ消費者であるTwitterフォロワー数こそ四捨五入して2000人だが、ツイートインプレッションは概して300前後。そこそこ頑張ってQiitaに書いた技術記事PVは200どまり

 といった俺氏、何を血迷ったのか唐突エロ小説を書き始めた。むろんこれまで小説を書いたことなどない(一度だけ増田が伸びたことはある)。エロ表現に至っては語彙が貧弱すぎて最初の一行から壁にぶち当たる始末。シチュエーションで補うつもりだがどこまで効果があるのやら。

 だが読者が多いところにタグを盛大に盛って放流すればそれなりの反応はあるものである。書き始めてからまだ数日なのだが、PVは1日5000を数え、ありがたいことにブックマークも100件を超えた。

 俺はこの数字の沼にはまった。書く側に回ることなどこれまで考えたことすらなかったため、「どの程度のPVならこのランク」といった相場感が養われていないのがかえって良かった。質を保って連載を続けていけばPVは鰻登りに増える道理である。日がなアクセス数の推移を見るためにリロードを繰り返し、他の作品を読み漁ってはどこかで使えそうな表現や語彙はないかメモを取り、次の展開について考えてばかりで仕事も手につかない始末である。沼である。こんな楽しいことがあったのか。

 とはいえ熱しやすく醒めやすい俺のこと、先の展開に詰まり更新頻度が下がり、気付けば中途半端なまま放り出す日もそう遠くはないだろうという確信に近い予感はある。読者になっていただいた方々には申し訳ないという気持ちもある。だがもうしばらくの間はこの沼で溺れていたい。またこ気持ちスナップショットを撮っておきたいと思い、こうしてここに乱筆乱文をしたためておく次第である

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