幽霊とか予知夢とか、スピリチュアル的なものを私は比較的信じている。
昔、大好きで大好きで仕方のなかった人に振られたことがあった。なんとか思いを断ち切り、徐々にその人のことを忘れて、完全に私の中からいなくなったある日、夢に突然その人が現れた。
私は雪の降る夜道を友人と歩いていたらその人から突然電話がかかってきた。
驚いて出ると「今度俺結婚するんだ」って。
夢の中の私はとても苦しくて切なくて、怒りにも似た感情も出てきて、それでも相手に悟られたくなくて泣くのを堪えながら「おめでとう、良かったね」と伝えて電話を切った。
そこで目から覚めて、無意識に初めてその人の名前でFacebookを探してみたら出てきた。
夢にまで出てきて、夢の中の自分がまだその人のことが大好きだったから未練があるのかなとも思ったが、夢から覚めてしばらくすると全く恋愛感情がないことに気付き少し安心した。
私は父親が高校生の頃亡くなっているのだが、その日見た夢には父親が出ていた。
夢の中の私は、この夜道が「誰かの葬式の帰り」ということを知っていた。また、夢ながらに「なんでお父さん死んでるのにここにいるんだろう?」と不思議に思っていた。
夢なのでその後は意味がわからないのだが、兄と公園の滑り台を滑って、その様子を父と母が見ている、というところで目が覚めた。目が覚めてからも不思議な気持ちは消えなかった。
その夢を見た数日後、母から電話が入った。父方の祖母が亡くなったと。
そこで夢のことを思い出した。あの夢の葬式の帰り道は祖母の葬式の帰り道だったのかなと。滑り台の意味は全くわからないが、父があの夢に出てきたのは息子だからなのかなぁ、とぼんやり思った。
霊的なもので言えば、金縛りにあうときにかなりの確率で白い服を着た女性がいるのだが、心情的にはとても怖いが金縛りは霊的なものでは無いと分かっているのでそこまできにはならない。
あとは、私の右足が消えている写真がある。霊的には消えている部位は怪我や病気をしやすいという警告的な意味があると聞いたことがあるが、たしかに数回右膝を手術している。
まぁ、夢も目が覚めたときに脳内で勝手に作り出している、という話も以前聞いたことがあるのでなんとも言えないが、私は幽霊はいると思うしスピリチュアルも馬鹿にはできないなぁと思う。