やっていることがあまりに節操がないのが恐ろしいからではない。戦略として、これ以上ないほど効果的なものに思われたからだ。
まず最初に確認しておきたいのは、丸山穂高議員は糾弾決議を受けており、まともな政党なら彼を受け入れるなど論外であることだ。いくら数集めのためとはいえ、こんな議員を政党に読んだら支持が離れるに決まっている。
しかし、N国はただNHKのスクランブル化のみに焦点を当てた政党である。NHKのスクランブル化を進めるに当たっては、議員が品行方正な人間だろうが問題を起こした人間だろうがそんなことは関係ない。子育ての政策に力を入れている議員が不倫をして説得力が落ちる、なんてことはN国では起こらない。
それに、丸山議員を入党させることは、これ以上ない宣伝になる。もちろん広まるのは悪名だが、端から与党になるのを狙っていないN国にとっては、99人に嫌われても1人に票を入れてもらえる方が価値があるだろう。NHKの受信料を払うことを嫌がっている人は多いのだから、とにかく名前を知ってもらうことが重要なのである。
さらに、一番恐ろしいのは、これから先スキャンダルを起こして政治生命を絶たれた政治家の受け入れ先にN国はなり得ることだ。勿論、そんなのは碌な政党でないことは間違いないが、ワンイシューの政党ならどんなに議員が問題を抱えていようが政策に影響はないのだから、政治家の資質など問われなくなってしまう。こうなると、N国は将来的にさらに拡大することも十分考えられるのだ。
確かに、N国のやっていることは倫理的でないし、禁じ手だし、個人的には好きじゃない。ただ、何をやってでもとにかく議員の数を増やすという戦略をとる政党を、馬鹿な連中と笑わらないほうがいい。馬鹿なことができること自体、一つの強みであるのだから。
N国が5議席取って、改憲勢力になったら最高に面白い。是非、そうなるべき。丸山だけでなく、干されてる連中が合流すればいい。改憲をテコに活躍できるぞ。改憲が実現して自衛隊を合...
得票率3%で社民党より多いんだもな