ああ、女ばかりだ。
小規模の女子大の、さらに小さい教室には30人ほどの女たちがひしめきあっている。みんな小奇麗な服を着て、蛍光灯は茶色や黒の髪の毛をつやつやと照り返している。
講師も女だ。勤め人みたいなブラウスにさっぱりとした紺のフレアスカート。
いつごろからかは忘れたが、私は見る女見る女を頭の中で次々に脱がせて裸にしてしまう癖がある。これを以前高校の友人に告白したところ、「私も。私みんなの体全部知っているし見えてるからね」と言って笑った。
もちろん、自分は同性愛者なのではないかと疑ったこともある。女の子は可愛い。愛想よく接されるとどきどきするし、冷たくされてもにやついてしまうこともある。要するに、女から自分に感情を向けられること自体が喜ばしく、嬉しいのだ。
男は違って、どういった言動も、それは嫌悪と不信感という薄いフィルターを通して自分に向かう。
誰ともセックスしたいとは思わないし、そもそもそこまで人間と関係を深めるのが面倒なんだけど、女の体は見ていたいし、何なら触りたい。銭湯などにたまに行くと、ばばばっかりの中に、若い女性の胸や腰の辺りなんか生々しくて、よくない。お湯に浸かるとかもうそういう気持ちではなくなっている。
多くの若い男は毎日毎時間女体に悶々としているのか。そしたらさすがに可哀想、とも思う。女も自分についた胸ではなく他の女の胸を触りたい。
追記 若い女とざっくり書きましたが、私は小さな子供を連れた30代前半くらいの経産婦が好きです。何となく無防備な感じがします。中年以上の女性はわりと上も下もがっちりとタオルでガードしていることも多いです。ばあさんは転びそうでこっちが心配なのでちゃんと付き添いをしてもらってください。
これは令和の清少納言
百合オタの妄想っぽい