2019-06-03

吉本バラエティメンタリティは終わりにしたい

例の松本人志発言が叩かれている。叩かれて当然だが、Twitterでこんな意見を見かけた。

──人としての思いやりを「偽善」と嘲笑し醜い本音吐露することを「正直」として高く評価する大阪の風潮が維新松本人志を生んだのではないか

https://twitter.com/Simon_Sin/status/1135190442876686336

正直「大阪の風潮」は言い過ぎだと思うが、ただ個人的には「吉本芸人バラエティのノリ」的な日本社会はそろそろ終わりにしたいと思ってる。

真面目な研究者が登場したら「なんやねんその髪型から入るあの感じ。

勉強が大好きな子どもが出てきたら「その分厚い眼鏡重くないんか」から入るあの感じ。

本気の人を笑いに変えてしまうあの感じ。

斜に構えるというのとは違う、何事も「いじる」、ちゃかす、あの感じ。

それが批判精神と結びつくことはなかった。個性に敬意を払うのではない、多数派安心感を与えるための迎合という「いじり」。「真面目の崩壊」などと言われて久しいが、「吉本的ノリの蔓延」が日本社会くびきになってきたと個人的に思ってる。正直、自分の子どもがこんなバラエティ社会に放り込まれるのだけは気の毒なので、どうにかしたいと思ってる。

松本は言いそう」ではない。松本はああいしかない。

松本とほぼ同時に放送された太田光発言も注目されている。

https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20190602-00128440/

太田は時々本気になる。「いじり」が政治社会批判に向くこともある。爆笑問題ダウンタウンの仲が悪いなどと言われるのはこんなところだと思う。

  • その「人としての思いやり」とやらが、所詮偏愛や偽善やよその受け売りでしかないって見透かされてるからだろ 自分が恩恵に与れない思いやりなら蹴飛ばした方がいくらかマシだ

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