2019-05-04

コンピューターサイエンスという虚構について

何時の頃からまことしやかに囁かれるようになった「真のシステムエンジニアを名乗るのなら、コンピューターサイエンスを学んだ経験必須となる」という伝説。この全くもって白々しい嘘を多くのものが信じ込んでいる。彼らの語るコンピューターサイエンスとは、末期がんの患者がすがる民間療法のようなもので、よくわからないがそれを手にすればなんでも上手くいきだすという魔法の杖の伝説のようなものだ。バカバカしいことにその実態は極めて簡素ものであり、たとえば大学で学ぶコンピューターサイエンスなどというものは「むか~しむかしエニアックというクソバカでかい計算機が在りました」から始まる民間伝承風に脚色されたコンピューター歴史を学ぶことであったり、ごくごく初歩的なアルゴリズム抽象的な概念を苔むした言語古典的コードを通して学ぶことであるコーディング世界で飯を食っているものならば当然のように知っていたり、その実態など知らなくても実は大きな問題がないことを当然のように知っているような類のことに、コンピューターサイエンスという仰々しい名前がつけられているだけだ。それを、森の奥に住む賢者けが知る現代科学には到達し得ぬ神秘であるかのように言葉けが一人歩きしだしたのは、一握りの詐欺師が大多数の奴隷たちに彼らのコンプレックスをぶつけるための藁人形を売りつけてきた歴史のなせる技だ。

コンピューターサイエンスという言葉を見かけたら気をつけたほうがいい。その言葉が軽々しく扱われるようなら問題はないが、やたらと重々しく扱われるようならそこには欺瞞匂いを感じ取るべきだ。

  • その通りだと思います。 計算機科学は、いろいろな学問のミックスになっていて、それだけ単独にポンと存在してるわけじゃない。 その基礎をなす数学や物理学を学ぶ方が100倍まし...

  • 極論だなあ

記事への反応(ブックマークコメント)

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