感情的にはわかるよ。
今まで女性は搾取される岩場被害者の側であったのに、まだ更に被害者であるところの女性側が努力を要求されるのは悲しく辛い。それはわかる。
でも、この世界には審判も神も居ないんだ。当事者同士で合意して契約し、その契約を守ることによって、社会常識とか通念レベルまで落とし込んでいかないと社会はアップデートされない。だから過去のフェミニストたちは、目の前のスカッとする安易な暴力を我慢して、粘り強い交渉を続けた来た。
それに、これはなにも女性だけの問題じゃない。たとえば庶民や平民は貴族の財産として扱われ、個人の私有財産や居住の自由を認められない、奴隷として扱われていた時代だってあった。そういう弱者もまた、地道なアップデートをして現在にたどり着いた。経済的弱者の問題や格差是正の問題もそうだ。LGBTの人たちもアップデートの最中だ。持てない男性だって今後同じ長い道を歩くことになるだろう。
目の前のリンチ欲求の開放ではなく長期的で安定した権利の獲得を目指すのなら、結局その道は避けて通れないって歴史が言ってるよ。
そんな地道なアップデートなんてうまくいくかわからないし、うまくいくと言っても50年とか100年後で、今の人間は恩恵にあずかれないっしょ。 個人の人間が求めてるのは気力体力若さ...