2018-10-09

査読論文のあれやこれやについて

私も情報工学系の出身で、あの手の話は(始めて聞いた時は)「え? それ大丈夫なの? っていうか、いいの?」と思った。

が、まあ、それが当たり前でない世界もあるんだよということで。

音大美術系の技能教授 → まあ、考えてみれば当然なんだけど、技術が達者なことと理論が達者なことは一致しないのはよくある話。なので形式的卒業論文を提出なんてのもあったりするし、大卒でない人の場合は特例だとか、あらためて論文(のようなもの)を提出とか色々あったりする。

研究職でない医師系統教授 → これは詳しくないんで知り合いの医者飲み会で聞いた程度の話と思って下さい。医師としては凄く立派で、招聘したいんだけど、研究としては卒業のものしかないんで(これは当然ちゃんとしてる)、論文評価は別として扱っていたりする。

国内のそれもマイナー文化研究職 → そもそも雑誌がない。ので、こじつけのように近い論文誌に掲載してたり、論文誌じゃないのも論文として扱ったり。これは新しい文化系の研究職でも結構ありがちだとかなんとか。

まあ、教授職がってのは驚くのかもしれないけれど、そもそも卒論の段階で、え? そんな論文でいいの? っていうか論文なのそれ? とか文系の人の話を聞いて思った人は多かったりする。それでもまさか教授レベルは違うだろう、ぐらいには思っていた人が多いんじゃないかなぁ。

あと自分みたいな人が驚くのは、検証する、されるというのが、研究モラル的にインプットされているというのもあるんだよな。

実験なんかの段階でもう1年次から徹底的にたたき込まれるんで。レポートなんかで検証不十分でリジェクトなんかザラだったもんなぁ……。

  • 文系と理系では学問に対する姿勢が全然違うって事だろう。

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