戦隊ヒーロー・仮面ライダー・ウルトラマンは、顔が隠れている。
イケメンだろうとブスだろうと、何なら女子であっても、ごっこ遊びに気兼ねはいらない。
あの仮面の下に自分の顔があると思うだけで、ヒーローになった自分を簡単に想像できる。
強くて可愛いヒーローとしてのキャラを保つのに、可愛らしい顔をがっつり出すことは不可欠だ。
ごっこ遊びをするにあたって、自分はあんな顔じゃない、という違和感をごまかせない。
現代の男児向けヒーローと女児向けヒーローはかように、自分もヒーローになりたいと憧れる子供たちへのホスピタリティにおいて差がある。
理想は、ブスなプリキュアを世に送り出すことだけど、商業的な面から考えれば、それは男の子プリキュアを登場させるよりさらに高いハードルではなかろうか。
だいたい、「そんなに可愛くない(かっこよくない)」キャラの末路はだいたい決まっていて、ふとした瞬間に可愛らしく(かっこよく)見えるみたいな変な描写が出てきて、やがてなんだかんだ悪くない外見に少しずつ矯正されてしまうのだ。
それではリアルブスの絶望には寄り添えない。こういう描写をやる奴はブスのなんたるかをわかっていない。
ていうか、ブスがブスのまま活躍する姿を描けるクリエイターはまだそんなに多くないのだ。まだ、と言ってはおくけど、増えていくとも思えない。
ついてはプリキュアもスタイリッシュなマスクスタイルでキメるべきである。
そうすればみんな気兼ねなくプリキュアになれる。
大きなお友達のみんなが、エグいビジュアルのプリキュアを我慢して見続ける必要もない。
次作以降、プリキュアはすべてマスクスタイルに固定することとする。
あと必ず一人以上ブスキャラと男を含めること。
なんなんこの、いかにもおっさんが書いたとしか思えない文章。。