大学時代5年間、アメフットをプレイしてきた。アメフットのために留年するくらいには真剣に取り組んできた。
日大広報の言うような「最初のプレーから思い切って当たれ」意味ではない。
あるいは実際にあったような「あからさまなラフプレーを仕掛けてこい」という意味でもない。
どちらも違う。
あれは正しくは、「傍目からわからないくらいにうまく、自然な感じでぶつかって傷めてこい」という指示だ。
内田監督やその他の日大関係者が、今回の騒動の中で驚いていることがあるとしたら、おそらく、
「あの選手があんなにヘタクソにわざとらしくぶつかった」ことだろう。
そもそも、日本のアメフットはクリーンなスポーツではまったくない。
選手同士、普段からフィールド上で暴力団やチンピラかと思うような言葉で挑発しあっているし、
ラフプレーを仕掛けてきた相手選手に、意趣返しのために強めに当たって来いなんて指示は日常茶飯事だった。
これは何もうちのチームだけのことではないと思う。
断言するが、これは氷山の一角だ。今回はたまたま、あの日大の選手が、ものすごくラフプレーが下手だっただけだ。
今の日本の大学アメフットの世界には無数の、同様な醜悪な事例がある。
俺が今回の騒動で一番我慢ならないのは、日大のコーチ陣ではなく、
あの指示の意味がわかるのに、自分たちがやってきたことに対してだんまりを貫いたまま、
あるいは、自らがそういうダーティな面とは無縁のような顔を装っている関係者たちだ。
nflのほうがよっぽど汚いからセーフ