2018-01-27

話題の某社とスタートアップ資本政策

会社の件で筆頭株主社長やその他の取締役なのに、株主相談するのはどういうことかという意見が目立ったので、自分のわかる範囲でそれがどういうことなのかを書いておく。

私は財務担当ではないので細かい間違いなどあるかもしれず、数字なども適当だが大体の仕組みはわかるようにはなると思う。

ツッコミ歓迎。

まず会社設立時に社長Aと取締役Bでそれぞれ270万円出して270株発行して会社設立したとする。

この時点で

発行済株式総数270株

A 270株(100%)

株主構成となる。

その後会社が順調に回り始め経営の拡大のために資金必要となり、とあるVC(Bとする)に出資してもらったとする。

会社評価額を5億円とつけ、5000万円を出資してもらうとする。

この時新たに株を30株発行すると、

発行済株式総数300株

A 270株(90%)

B 30株(10%)

となる。

評価額5億に対し5000万円出したBが10%の株式保有しているのでわかりやすいと思う。

評価額あくまでその会社価値いくらと設定するか(出資してもらう際に株価いくらと設定するか)で、上場前のスタートアップでは基本的最後出資してもらったとき株価基準となる。

もちろん上場後は市場でやりとりされる株価により時価総額としてきまる。

これでわかる通り株式としてはAが90%保有しているものの、出資額としては

A 270万 B 5000万なので、Bのほうがはるかに多い。

このように株式数のみで単純に力関係発言力がはかれるものではないということがわかっていただけると思う。

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