2017-06-15

反差別が広がらない理由

そもそも我々日本人は、周りに優しくないからだ。

我々はよそものに厳しく、かわりものに厳しく、そしてはみだしものに厳しい。

反差別がうまくいかないのは、そんな状況に手をつけず、特定被差別属性だけ、

特例で救済しようとするからだ。そんなの無理に決まっている。

こういう風に思うのは、今日本でLGBT差別をなくそうとしている割と意識の高い人すら、

結局なぜそんなことをやっているのかというと、単に西欧でそういう空気になっているから、

しかないと思われるからだ。

名誉西欧人にでもなりたいのか知らないが、とにかく彼らにとっての世間西欧であり、

あくまでそのコピーをやっているに過ぎないのだろう。

なので、別にLGBT積極的差別するつもりなんかないが、仮にLGBTに優しくしても、

その善意自分に回ってくることはまあないだろうなと思ってしまう。

なぜなら、彼らの目はあくま西欧に向いていて、周りには向いていないからだ。

次は西欧でどんな弱者保護されるか、誰を守れば人権派を気取れるか、それしか頭にない。

からLGBT差別LGBTだけで終わるのだ。LGBTだけじゃない。どんな反差別もそうなる。

もうひとつ思い出されるのが、少し前に問題になった福島原発いじめだ。

普通いじめだったら、それこそ被害者自殺でもしない限りニュースにならない。

なのにあれだけはやたらメディアが取り上げて、囲んで潰そうとした。

いじめられている生徒があれを見てどう思うか。福島だけずるい、ではないのか。

そういう風に思うことすら、不謹慎で許されないのだろうか。

本当に福島いじめ問題で、それを潰したいのであれば、もっと広い支持を集める必要がある。

この日本という学校いじめ蔓延しているという現実を認めて、どういう理由であっても、

とにかく対処しようという機運を盛り上げなければならない。

それすらなしに特定属性だけ助けようとしたって、そりゃダメに決まっている。

  • 随分と広がってるけどな・・・いまや「セクハラ」も一般常識となったし・・・

  • その「LGBT差別に反対する意識が高い人」の9割以上が、「なにかあったらLGBTに味方する発言をするけど、自発的に運動をするわけではない人」でしょ。 でも多くの人が「なにかあった」...

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