日本の「お客様は神様です」という風潮と、「誰かが何とかしてくれる」という風潮が嫌い。
ニーズに応えたくても、こちらはそのような能力も知識もありません、と言いたい例が多すぎる。例えば、特別支援学級に行かせたくないから家庭教師、特別支援学級に行っていても勉強に遅れを取らせたくないと言っているおうちがあったりするんだけど、こっちは生徒の特質を完璧に見抜けるわけでもなく、詳しく訊くことも出来ない。
そもそも説明に行っている人間が、学習障害の知識もない、と言うレベル。私自身も最近勉強するようになったくらいだ。
これから夏休みをきっかけに、家庭教師を頼む人は増えると思うけど、良い会社、良い家庭教師ばかりじゃないから気をつけてください、と言うしかない。また、子供の勉強嫌いや、興味のなさは、親が思っているより遥かに深刻で、どうにもならないことだと思ったほうがいい。努力はダサい、めんどくさい、ラクしたい、もっと楽しいことがある、子供はそう言うから。それに、高校行って、偏差値が高い大学に行けば将来安泰、というレールはとっくの昔に崩壊してますしね。
優等生が肯定される時代は、もう終わったのかもしれない。SNSに加工した写真を載せれば、簡単にいいねがもらえるのだから。リアルでコツコツ勉強するより、ネットに逃げて、賞賛されるほうが楽しいと思うんですよ。
ネットに逃げないコツは、ちゃんと子供と向き合うこと、子供のいる環境を理解すること、そこまですれば、彼らに必要な勉強方法もなんとなくわかる気がするのですが、気のせいでしょうか。
ちなみにスマホ1台あれば、YouTubeの勉強を教える動画も見られますし、色んな学習アプリが使えます。それもわかっていてほしいですね。