進撃の巨人の2期が始まってしばらくぶりに原作を読み直して、ついでに単行本最新刊も買った。
それで気づいたのはやっぱり作者がインターネットから受けた影響を作品に反映させているんだなぁと。
本人自身がそういっているので今更言うまでもないかもしれないが。
歴史に関しては、政府・マスメディア・大人等あらゆる点で信頼できるものなどなくただ自らの都合のいいように統制したり、思い込んでしまう人達の愚かさと執着からの解放を見事に描いている。
※壁の中の大人は記憶を操られた人間であり、エレンの父はネトウヨじみた執着のかたまりであり、マーレは巨人化する主人公達の一族を統制するために歴史を歪曲している。
エレンの父とフクロウの会話から導き出された結論である「事実(ファクト)」までたどり着いたのは
この界隈において比較的新しい流れだろう。
少なくとも大衆的にひろがりつつある。
上手くいくとも俺には思えないところもあるけれど。
それは何かすばらしい思いつきだとか新しい何かを生み出したわけではないが世の中の流れを敏感に捉えている。
これはなるほど20代後半から30台前半が最もボリュームゾーンであると聞いたが納得である。