2017-05-24

ドクハラは言い過ぎかもしれないけれど・・・

ちょっとアレな医者に関わってしまった話

これ以上被害に合われる方が出ませんように

(続きです)

 

診察室を出ると、どっと疲れが出た。

病気を治すために来ているはずなのに、一体何をしに来たのか分からなくなってしまった。

そして待合で待たされることになるが、ここで初めて「本棚の本は自由に手に取って構わない」という「許可」をいただいた。

相変わらず他の患者は待っていない。自分一人だ。

  

本棚雑誌は、どこの病院にも置いてありそうなラインナップだ。週刊誌ファッション誌、経済誌が数点。

書籍に関しては、著者が数名に限られていることに気づいた。

こちらからは聞きもしないのに、「業界では有名な先生方」で、「その分野の第一人者なのだと教えてくれた。

無理にとは言わないが、気に入ったら買うと良い、とも言われた。

具体的にどのような会話をしたかは覚えていないが、内容が役に立つから、というよりも、「その先生がすごいから」と勧められたことが印象に残っている。

やはりこの医者は、権威というものが大好きなようだ。

偉い有名な先生にはペコペコする。

それは勝手だが、自分も同じように周りからペコペコされたくって仕方がないのだ。

上には媚び、下の患者は金を運んでくる物体くらいにしか思っていない。

本人は隠しているつもりかもしれないが、人を選別して馬鹿にしている態度は見え見えである

はいいはずなのに、なぜこんなことも理解できないのであろう。

 

とりあえず会計さえ済ませれば晴れて自由の身だ。解放される。

それまでの辛抱だ、と言い聞かせながら、また愛想のない待合に戻され、そこで待ち続けた。

しろこちらは、健康保険証を始め多くの重要個人情報が「人質」に取られているのだ。ああい人間性を疑う医者だ。

大げさかもしれないが、それらを使ってどこで何をされるか分からない。用心するに越したことはない。

何とか会計を済ませ、最後は褒めておくことにした。

どうせ暇だったんだろうが「たくさんの時間を割いて」「非常に細かく説明をしてくれたこと」を、慇懃無礼スレスレレベルで伝えてみた。

やりすぎだっただろうか。気を良くしたらしく、見送りにわざわざ出てきやがった。

まりの分かりやすさに笑えてきた。

お前の患者病気はまだ治ってない。何をそんなに嬉しそうにしていやがる。

笑わなきゃやってられない。

あと、医療関係者なら「お大事に」は言えた方がいいよ。

 

(続く)

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