社会で生きていれば、というか社会に出る以前の生徒児童の時代から、他の地方出身で「文化圏」が違う人と交流する機会なんていくらでもある。
勿論小学生や中学生だとあくまでも転校生という物珍しい存在がちょっとあるだけなわけだけど、ネットだといろんな地域の人が、いろんな文化のバックグラウンドを元に
発言していたりするわけだ。中には地方どころか国が違う人だっている。
だのに、ちょっと自分と違う文化を見たら、自分の地域での常識だけを適用して脊髄反射的にトンデモだのなんだの暴言吐きまくるってのは何なんだろうか。
相手が方言を使っていて理解できなかったからといって、即こいつは日本語が不自由で云々とか語りだす人がはっきりいって嫌いだ。
地域特有の食べ物とかもあるが、ネットで自分では思いもよらないものを食べていた人を見つけたからって「普通はそんなもの食べない。おまえは味覚がおかしい」とか文句言ってくるタイプの人も嫌いである。
所詮「普通」なんて学校の授業で知識として教わった事柄とは違って、生きている中でなんとなく掴み取ったものだと思うが、それはかなり自分の生きてきた地域だの環境だのに左右される。違う地域の文化を、自分にとっては普通じゃないからと言って文句つけないと気がすまないってのは、多文化社会を生きる上で非常に不適切なのではないか。