いまだ根強い「本当はSTAP細胞はあった!」説がやっぱりおかしいこれだけの理由 | ハーバービジネスオンライン
こういう中途半端な意識を持った科学者の発言がSTAP細胞問題を余計に間違った方向に持っていってるんだと思う。
生命科学の専門家の間で「STAP細胞の存在の真偽」についてはまったく話題にならない。それは、論文が取り下げられた時点で研究の実体がなくなったとみなされるからだ。その一方で、現在、小保方氏の支持者を中心に、STAP細胞の存在を信じる非専門家の人々は、少なくない。
という部分はおそらく言いたいことは正しいんだけど、
その中でドイツの結果はSTAP細胞の作製に成功したことを主張しているわけではない、としている。
言ってることは正しいんだけど、こういう、STAP細胞が実際にあるかどうか、ということと結びつける事自体が
無意味なことだ、ということをしっかりと伝えるべきで、ドイツの結果が成功したかどうかに言及すること自体が一般の人への誤解を招く。
これを書いてしまうと、じゃあドイツの実験がもし仮に成功してたらどうなんだ?という議論をしたがる人が出てくるわけで。
極端な話、彼女が本当にSTAP細胞の作成に成功していたとしても彼女の罪は消えないし功績は得られない。
まず、論文としてあれだけの嘘や不正を盛り込んだ物を書いてる時点でその成果が100%正しいものだったとしても解雇並の処分を受けるレベル。
特に医学生命系の研究では「たまたま」発見された様なものは山ほどあり、それを科学的に理解して利用出来る事に価値があるわけで、
よくわかんないけど気づいたら出来てました、なんてのは何も意味がないし、ましてやそこに嘘を記述してこうやって作れる、なんて言うのはただの不正でしかない。
彼女の罪はSTAPが出来た、と嘘を付いたことではなく、あり得ないほどの不正を入れ込んだ論文を発表したこと、ということをきちんと認識してもらいたい。