労働力の担い手としての経済的価値や能力で人間を序列化する社会。そこでは、重度の障害者の生存は軽視され、究極的には否定されてしまいかねない。
障害者が軽視されるんじゃなくて、「健常者のくせに障害者よりも活躍できないゴミ」が軽視される世の中になるんですよね。
誰もあなたやホーキングやベートーヴェンをバカにしません。「きっと何者にもなれないお前たち」には、ためらわず罵倒します。クズだから。
しかし、これは障害者に対してだけのことではないだろう。生産性や労働能力に基づく人間の価値の序列化、人の存在意義を軽視・否定する論理・メカニズムは、徐々に拡大し、最終的には大多数の人を覆い尽くすに違いない。
こういう主張をする人間は概して「いずれ対象が広がりお前にも振りかかる」という論調をするが、そういう語り方でしか相手を説得できないなら、寛容な社会は滅ぶよ。序列化は合理的に、ロジックでなされるが、所詮誰かの感情にしか語るものがないなら、それは議論の俎上にも上がらず、事前に排除される。
こういう教授が東大にいるってのが、素晴らしいね。権力を持った障害者だという自覚がないんだろう。権力を持たない健常者は、あなたより劣るんですよ。明確にね。
なんでそうなるのやら。ポジショントークだというのはわかるけど、雑な声明過ぎて、微妙。
その程度の主張では人の心に届かぬ。底辺の健常者には響かぬ。