自宅にインターネットを引かないといけない。さもなければ、私は電子の世界から栄養を受け取れない。
そこで、洗濯機を買うついでに、Y電気でソフトバンク光を申し込んだ。
ソフトバンク光はいまいち評判が悪いと聞いていたけど、Y電気は他のプロパイダ(今はそう言わないそうですな)を扱っていないという。
だから半分は諦めて、残りの半分は、まあ最終的にはどこでも同じでしょうという楽観から。
その時に、工事の予定日を選んだんだ。
ソフトバンク光担当者であるお姉さんの説明はわかりやすく、その優しそうな笑顔に癒やされながら、なんとかなるかと少し安心しつつ。
結局、その後ソフトバンクから手紙が届き、工事予定日が決まったんだ。そこまではよかった。よかったんだよ。
でも、その後、仕事が工事予定の日に入ってしまい、当日に在宅ができなくなったから、仕方なく候補日の変更をしようとした。
ソフトバンクからの手紙を見てみると、工事予定日変更はコールセンターまで電話くださいとなってたのだ。
それで、コールセンターの工事予定変更の部門に電話したところ、オペレーターに繋がらない。30分かけ続けても繋がらない。
途中で、これはいかん、メールで対応してもらおうと思って、Websiteを確認してみたらコールセンターに電話しろって書いてある。
いやいや、コールセンターに繋がらないからメールで対応してほしいんだけど。
ふと、気がついた。Y電気のソフトバンク光担当の人に変更してもらおうと。
そこで、Y電気に電話をかけて、ソフトバンク光の担当の人に工事予定日変更の希望を言ってみたけど、コールセンターに電話してもらうしかないと言われた。儚い希望は絶たれた。
で、繋がらない。1時間かけ続けても繋がらない。
無慈悲なコール音を聞きながら、ソフトバンク光に期待した自分の愚かさを呪いつつ、他のものに切り替える決心をした。
かけ続けて1時間10分。私は諦めた。
ソフトバンク光にはもう、うんざりだと思いながら、コールセンターにもう一度電話して解約のための番号を押した。ハハッ、繋がるわけないよなと思いながら。
そしたら、3分と経過せずに繋がったんだ。そう、繋がったんだよ。
家にはインターネットが引けなかった。時間は無駄になった。でも、私はソフトバンク光の魔手から逃れることができた。だから、これはハッピーエンドのお話。そう、ハッピーエンドなんだよ。これは。
あれ?ハッピーってなんだったっけ。