生まれてこなきゃよかった、と思う。
自分は愛されているものと思っていて、父も、お前を愛しているといってくれていた。
けれど、思えば、妹に花を持たせるために遠慮をしろだとか、たった1人のかけがえのない妹の頼みは絶対に聞いてやれだとか、
父はわたしのことを事あるごとに愛してると言うし、もし虐められることがあれば何をしてでも守ると言ってくれた。
けれど、小中高全て、何かしらの嫌がらせを受けたとき、父は何もしてくれなかった。
頼りにならないことだけが分かった。父に自分のことを話すのをやめた。
高校の部活動で同級生と仲違いして無視をされていることを知った父は、お酒を飲みながら、半笑いで「いじめられてんの?」と言った。
学校に行こうとするとお腹が痛くなるぐらい辛かったけれど、父親に面白おかしく消費される方が気分が悪かったから、わたしは笑って「わかんないやー」と言った。馬鹿だなわたし
父は気分屋で、機嫌がいいと母やわたしへ愛の言葉をこぼす。
そうじゃないときは、怒鳴り散らす。わたしは父の顔を伺うのが癖になっている。
成績にも厳しく、100点以外はゴミだ。中学生の頃、同級生の誘いを全て断って取った100点のテストも、へえ、とだけ言って床に投げていた。
どうしたら、かわいがってもらえるんだろう。何をしても、グズ、鈍臭いと怒鳴られる。
去年の今頃は金になるからと、シルバニアファミリーのコレクションを全て売られてしまった。
泣きながらやめてとお願いしたけれどお腹を蹴られた上に、結局売られた。そのお金で焼肉食べに行ったんだって笑 ウケる
生まれてこなきゃよかった。生まれてこなかったらこんな風に、かわいがられたいとか思わないで済むし、自分の大事なもの売られたり、痛い思いしなくて済む。
機嫌を伺う癖がついて、何があっても笑っていられるんだけど、そうしたら何考えてるかわからないって父に気味悪がられる。
昨日は、お前は人間以下の家畜だから、飯はこれから残飯だ、と仕事から帰ってきた父が叫んでいた。
生まれてきたくなかった。そうしたら、ちちだって不愉快な思いしなくて済んだじゃん。
不幸の原因作ってごめんね、でも死ぬ勇気もないんだ、ごめんね、眠っているときに心臓止まらないかな。
唯一父に怒ってくれて、わたしをかわいがってくれたおばあちゃんは、鬱になって自殺しちゃったし、
わたしは、そんな大好きなおばあちゃんの存在意義にもなれない、死ぬのを思いとどまらせる存在にもなれない、生まれて来る価値がなかった駄目な人間です,
おばあちゃん、会いたいよ わたしを置いてどこ行っちゃったんだよ
生まれてこなきゃよかったよね、生まれてこなかったら何にもなかったけど、楽しいことよりも生きていくことに対する希望が見えないので、生まれてこなきゃよかったです
読んでくれた人ありがとうございました。