子供の大好きなことを応援する親ってとても素敵な親だと思うのです。
今も名古屋の地下鉄を研究して回る子供を紹介したブログがブクマを集めています。
そのブコメを見てみると、子供のがんばりを褒めると同時に、理解のある親に対する称賛も並びます。
でもなんか変。前回から違和感を覚えていたのだけど、今回その正体がわかった。
写真だ。
普通ならばホームのどの位置にエレベーターがあるかなんて把握できてない。
だったら、電車を降りてエレベーターを探し、撮影してその場で乗り込むっていうのが自然な行動になるはず。
それならばガラスや鏡に写る背景に、母親も写っていないと変なんだ。
第二に、写真に失敗が目立つということ。
母親のブログを見るに、どの写真も構図が比較的しっかりしていて撮影能力は中級者程度持っていることが伺える。
でも、子供の写真は手ブレが目立ったり、構図も角度が狂ってるものが多かったりと、とても初歩的なミスが多い。
エレベーターを記録する上で、写真ってとても重要な要素だよね。
だから、母親にエレベーターの知識がなかったとしても、ある程度写真技術があればまずは撮影の仕方からレクチャーすると思うんだ。
この2つの点を考えると、どうにも母親が同行していると思えないんだよね。
当然これだけのことを子供だけにさせたら親に批判がくることは目に見えている。
でも子供の頑張りを知って欲しくてブログに書いたのであれば、実はあんなに良い親アピールっていらないはずなんだ。
だって、子供が全部一人で頑張りましたって書いたほうが、子供が褒められて親として誇らしいはずだから。
”遠出は危険なので逐一同行はしましたが、親としては一切手を貸していません。”
親が協力したことなんて、こんな注意書き一つ小さく書いてあれば十分じゃないかな。
「子供の頑張りを応援する素敵な母親として評価されたい。」っていう欲求を満たすこと以外にないんだ。
ブログという自己承認欲求を満たす道具だからしかたがないことなんだけど、これもまた現代に形を変えた「親の子食い」的図式の一つなんじゃないかな。
あれ子ども小学生だったかある程度大きいだろ