2015-11-02

RPGストーリーに力を入れるべき理由

本来ロールプレイングゲームが「キャラになりきってストーリーを作り上げていく」という遊びだとすれば、

そこで重要なのはキャラになりきる」ことではなく「ストーリーを作り上げる」ことである

プレイヤー主人公になりたいのではない。

主人公を使って思い通りのストーリーを作り上げたいのである

欧米オープンワールドRPGはその流れを汲んでいる。

膨大な設定、広大な砂場が用意されたうえで、「自作ストーリー」を楽しめるようになっている。

一方で日本RPGは、これまで「既製ストーリー」をプレイさせる方向へと進んできた。

小説映画と同じく、ストーリーの上をなぞるようにプレイヤーは進んでいく。

それはそれでいい。

本来RPGではないというだけで、プレイヤーを楽しませることさえできれば、「JRPG」でも何ら問題はない。

しかし、だからこそ「既製ストーリー」は、「自作ストーリー」よりも、遥かに面白くなくてはならない。

自炊より不味いレストラン価値はないのである

日本式RPG戦闘システムに工夫を凝らしており、なるほどゲームとしてはそれも面白い

しかし中盤以降、それは分かりきった敵を相手に、決まりきったコマンド入力するだけの「作業」へと変貌する。

なまじシステムが複雑なために、その「作業」にやたらと時間がかかるというオマケ付きだ。

はたしてプレイヤーは、いかなる理由があってそんなゲーム最後まで遊ぶのだろうか。

ストーリーである

この物語の結末を知りたい、という想いによってのみ、プレイヤーゲームを続行する。

逆に言えば、ストーリーに魅力がなければ、プレイヤーは容易にコントローラを手放してしまうのである

はっきり言ってしまえば、現在JRPGストーリーは途中で放棄したくなるレベルのものばかりである

プレイヤーに「既製ストーリー」を提供しようとする限り、ゲーム製作者はストーリーに力を入れねばならない。

ストーリーこそがプレイヤーを先へと進ませる原動力なのだから

http://anond.hatelabo.jp/20151101223750

記事への反応 -
  • いつまでファンタジーだけでやってんだ。 SF風にしただけでバリエーションを付けたつもりか。 漫画やアニメを見ろよ。 どれだけ多くの種類の物語があることか。 学園、SF、ミステリ、...

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