■IP電話乗っ取りによる高額請求 メモ

ＩＰ電話乗っ取り国際通話、高額請求の被害多発

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150611-OYT1T50213.html

　インターネット回線を使うＩＰ電話が乗っ取られ、知らないうちに国際電話をかけられて高額の電話料金を請求される被害が多発していることが分かった。

　今年３月以降、少なくとも約８０件が確認され、１か月に２５５万円を請求されたケースもあった。利用者が国際電話をかけていないと主張しても、国内の電話会社から多額の請求を受けるため、業界のルール作りを求める声も上がっている。

被害と被害者への対応について

• 被害件数を明らかにしたのは、IP電話サービスを提供する主要7社のうち、NTT西日本およびNTT東日本で、2014年度だけで101件
• 主要7社のうち6社は、サイバー攻撃の可能性があっても原則請求を行う考えを示している
• それは、NTT西日本およびNTT東日本は「自社の設備に問題があったわけではないため」としている
• ケイ・オプティコムは「状況によって請求するかどうか判断する」

不正侵入の状況について

• 「交換機のIDやパスワードが初期設定のままだったり、単純な文字列だったりして、侵入を許すケースが多い」

ここで東西NTTのいう「自社の設備に問題」があるかどうか

• NTT東日本は050IP電話対応機器のレンタルを行っている (https://flets.com/ipphone/ )
• 機器の製造は他の企業が行っていても、それを採用した責任はNTT東にある
• 多くの状況では「IDやパスワードを破られて」乗っ取られる
• IP電話の特性上、インターネットからIP電話交換機にアクセスできる必要があるが、
  • インターネットから発信を行う（あるいは他の機能を使う）とすればもっと堅牢な認証を使うべきである【設備に問題】
  • 初期設定ではインターネット側から交換機を制御できるようにすべきではない【設備に問題】
• IDやパスワードが変更できるようになっていたとして、多数のユーザがパスワードを変更しないという経験則（正確な統計はないがそれで被害は出ている）があるので、少なくとも初期設定では機器ごとに異なる、ランダムな十分長い文字列を設定すべきである【設備に問題】

ざくっと考えてみただけだと、NTT東日本に責任があるように見える。

Permalink | 記事への反応(0) | 08:18

ツイートシェア