高校の時に仲の良かった友人は、受験の際に東京の有名私立大学一本に絞る、と言った。
なぜその大学なのか聞くと、憧れている文化人が何人も卒業しているからだと言う。
結果は不合格だった。
翌年、予備校に通う彼に話を聞くと、またその私立大学一本に絞って受験すると言う。
さすがに不安に思った私は、他大学を滑り止めとして受けたり、場合によっては第二志望の学校に入ることも考えた方が良いのでは、と説得した。
だが友人の決意は固く、再び第一志望校のみで受験をし、不合格となった。
翌年、彼はフリーターとなって地元で数年働いた後、東京へ行った。
その時以降連絡が取れなくなり、今どうしているのかはわからない。
大学の時に仲の良かった友人は、株のデイトレーダーとなり生活することを夢見ていた。
経済学部だった彼の部屋には、経済学の専門書や株取引の本が並び、とても熱心に独学しているようだった。
部活やサークルに入っていなかった彼は、アルバイトで株の資本金を貯めることに熱中した。
株の資本金は大きいに越したことはないという。旅行を断り、食費を削った。
株取引用の口座を作った時、いつになく自信に満ちていた。
数カ月後、口座のお金が底をつき、彼は株取引をやめた。
大学を卒業後、地元に戻った彼は、トヨタ関連の工場に就職したらしい。
電話をかけても繋がらなくなり、いつの間にか電話番号が変わっていた。
少年マンガのお約束として「友情・努力・勝利」という言葉がある。
仲間をつくり、努力をすることで勝利する、という物語の鉄則だそうだ。
確かに昔読んだ少年マンガも、こういう流れのストーリーだった気がする。
こうした少年マンガのせいというわけではないだろうが、「努力は必ず報われる」という思いを強く持ちすぎて、妥協できないことで損をしている人がいるように思う。
為末大(ハードル銅メダリスト)は高校のとき、花形の100mの選手だったが当時のコーチに勝手に大会のエントリー変えられてハードルに転向したそうだ。 その結果オリンピックのトラッ...
この増田は本当は何かに挑戦してみたいのではないだろうか。 しかしビビって踏み込めていないのか。 "損したって良いじゃん"と、 自分は思う。 結果としての損得よりも、 損しても...
人それぞれならわざわざ言う必要ないから黙ってろよ気に入らないから気に入らないだけやろ
大学受験だって、デイトレードだって ある程度メソッドと言うものはあるので、「正しく努力」すればそこまで失敗はしないものである。 間違った努力をしても成功しないのは当然...
出発点が違うとか制約条件がある以上枠は決まってるとか思いつかない盲目的公正世界信念論者は口を開けば開くほどクソバカさがバレルな