2015-01-21

東方Projectの推進力と散開する燃料タンク

僕の出会った妙な切なさについて書きます

東方Projectについては今さら触れる必要もないかと思われるのでざっくり。

同人界隈での活動の場として、ジャンルとして、東方存在しています。その昔かなりの肥大化があったようで、ネットワーク外部性とでもいいましょうか、東方文脈は参入者によって様々に強化されていったので、そのあたりの勢いは強かったのです。なんたら2.0という死語もありますけれども、まあそんな感じで、ラフ物語創作性を残して語られるわけで、つまり東方とはそういうコンテンツだったのです。ここまで読んで意味分からんと思ったらそっ閉じでお願いします。ご閲覧ありがとうございました。

同人をやる人の想像力というのはわりとチープなもんです。好きという気持ちだけでやってる人間が大多数だから、そう言ってもいいでしょう。感性的肉体的な表現というのは、具体性があるから替えが効くものです。どのキャラクター性交させるかという目的で、欲望が噴出しては地を肥やし山を作っている。だから、要はなんでもよかったんです。東方じゃなくても、架空女の子が沢山居て、セックスがあって、ラブコメがあって、キャラ萌えがあって、自分の手の届かない性器に刺激を与えうるものであれば、それは同人として多くの消費を呼ぶわけです。特に、不完全な物語解釈という体の良い言葉で包んだ自己設定が許される場所

それで本題ですが。何年も前から東方一本で表現をしていた同人作家が、あっさり艦これに乗り換えていたときの切なさとは一体なんなのでしょうかね。そうやって空になった燃料タンクは、片端から外れて落ちていくのだとしたら、一体ロケットとは。コンテンツとは。

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