悔いが残るな。
今までに、オーダーに対して自分の力量やセンスなどが足りなくて微妙な映像を納品したことは2回記憶がある。
この頃は経験値がなさすぎて(制作経験も浅い上、プロフィール映像初制作だった)
微妙かどうかもわかっていなかったが、今振り返ると相当ひどいものを納めた。
オーダーの意図を全く汲めていなかった。
企画演出は自分の力量では手に余ると理解しつつ、必死に作ったがもうひどい仕上がり。
プロの仕事とは言えない、納品レベルに達していないと自覚して納めた。
この2回目の経験が胃に穴が空きそうに辛くて、でも色々学んだ。
自分に企画演出は向いていない。技術力がないと、自分が作っているものの低クオリティが辛くて手が進まない。
ただ、辛くてもOKをもらえれば納品はできる、無理だと思った仕事もいずれ終わる。
技術と経験を積んで、ノウハウも増えて表現の幅も広がって、苦手な企画演出もそれなりにできるようになってきた。
しかし今回、3回目の失敗をした。
人目に触れる映像で、微妙だと思いつつ納めたが観客の反応はやはり微妙だった。イマイチだねという声を聞いた。
プロデューサー・ディレクター・クライアントからはチェックを経てOKを貰っているので仕事として問題はない、お金はいただける訳だが…
結局それじゃ内輪受けだ、見てもらえる人に喜んでもらえないのはやはり、悔しい…というか駄目だ…
今回の反省点は何だ。
だから企画演出は完全にクライアントとプロデューサー・ディレクターに投げた。結果的にこれが原因の2つ目になった。
ディレクターも経験が浅く、こうして欲しいという要望が全くない。
微妙だ、正直修正やオーダーが欲しいと思って確認に上げたものがそのまま通った。
仕事の流れ的には問題ないんだよなぁ…内輪の人間には満足だと言ってもらっている。
映像が流れていた現場では、その微妙な仕上がりに目を覆いたくなった。
少しでもクオリティを上げようと色々試みたが、小手先でどうにかなる話じゃなかったな…
ただ今回、内容に口を出せるノウハウがなかった。
クライアントさんは素人なのでともかく、プロデューサー・ディレクターはこれで満足なのかな。
観客に喜んでもらえないものを納めてしまって、クライアントさんがかわいそうだ…というか申し訳ない。
こんなに経験値とセンスのないチームに当たってしまったのは不運としか言いようがない。