「ブログ書くときは適度に突っ込みどころを入れるようにしてます!」
みたいなことを書いてて、その時はなんとも思わなかったけど、ちょっとして、「え?それって釣り宣言?」と思ってもっかい読んでみようとしたらブクマは消えてた。
それを見て、身内ループの暗黙のルールみたいなものがあるのかなと思った。
・身内というかブロガー同士はそこは触れずに全肯定コメントでブクマする。
もしも身内が突っ込んでしまうと、後続の一般読者は突っ込む必要が無いので、ブクマしなくなってしまう。これは彼らに取って損失だろう。
ここでの釣りは炎上大バズを狙うのではなく、マイルドなフックによる適度なアクセス向上を狙う必要がある。
高知の人なんかはドカンドカン炎上させればいいだけなので、体裁を気にしなければわりと簡単なのかもしれない。読者たちが "日常ストレスを感じているがなんとか折り合いをつけている" ような要素について、「なんでそんなことしてんのー?ばかみたーい!」とか言えば簡単に火はつくだろう。
対して、マイルドな釣りを狙う層はそう簡単ではない。いろいろあると思うけど、一例を挙げるとこんな感じじゃないだろうか。
・トピックについて、あるスコープで真剣に論じる(体を装う)。
・そのスコープでは辻褄があっている。
・ただし、そのスコープからはある要素(複数かもしれない)をあえて外しておく。
こうすることで一見真剣に論じていて辻褄もあっているが、読んだ人はなにかもやっとする。なぜかを考えるとスコープに必要な要素が無いことがわかる。スコープから外れているということはブロガーは気づいていないのかな?と思う。そうしたら指摘したくなるのが人情だろう。人が気付いていないことを自分は気づいた!。ドヤ顔でコメントしてブクマする。そのコメントでスターまでもらえちゃったりすれば承認欲求はビンビンに満たされる。
こうしたブクマカーの習性を積極的に身内ループに取りこむことで、ループは身内以外を巻き込んで肥大していくことができる。
今頃になって岡田斗司夫を引っ張り出してくるのもこの類型と言えるかもしれない。
そもそも突っ込みどころ満載な岡田斗司夫の著書をぼく影響受けちゃいました!な感じで "真剣な体で" 論じて見せる。ずいぶん昔流行ったこともあるので、過去にそれらについて考察したことがある人は今頃岡田斗司夫を持ち出されたら突っ込みたくもなるだろう。さらに、岡田斗司夫を知らない人たちも矛盾や不足に気付けばコメントしてしまうだろう。
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ここでおれが書いたことは別に新しいことではないのかもしれない。すでに何度も考察されたのかもしれない。しかし、こうした身内ループ++ エントリがそれなりにバズっている状況を考えると、実はあまり考察されてこなかったのかもしれないし、忘れられたのかもしれないし、あきらめられたのかもしれない。それはわからない。
10秒で思いつける内容を膨らまして改行や画像入れるだけで、思いついた内容に反論したり本当かと疑惑を持ったりしないよね。 それやらないからなのか、否定されるとすぐ発狂するし ...