2つの国はとくに仲が悪いこともありませんでした。
どちらの国も、自分たちが食べるものを作るだけで精いっぱいという貧しくてつらい生活をしていました。
そこで生まれた人は、一生、自分の畑を耕して生きるしかありませんでした。
世界中の国が、お金を払って石油を買っていくようになりました。
アオ国は、そのお金で、設備の整った学校、病院、たくさんの人が働ける仕事場などを建てました。
食べ物も海外から買えるようになったので、みんなは畑を耕す以外の仕事を選べるようになりました。
アオ国の子供たちは、いろんな将来の夢をみることができるようになりました。
「私はケーキのお店を開くの!」
「俺はサッカー選手になるぞ!」
「どうして、あの子たちはいろんな面白そうなことができるのに、僕たちはこれから一生畑を耕すことに決まっているの?」
ミドリ国の大人たちは、子供たちが夢を持てないことを悲しみ、アオ国に相談しました。
「アオ国ばかり豊かになるのは不公平です。ミドリ国にも石油でもうかったお金を分けて下さい」
アオ国はこまりました。
今はたしかにお金がありますが、埋まってる石油を全部とってしまったら、終わりです。
石油がなくなった後も豊かな生活をつづけられるように、今のうちに、産業を立ち上げておかなければなりません。
ここでお金をたくさんあげてしまったら、それがうまくいかず、貧乏な国に逆戻りすることは確実です。
そもそも、アオ国にしてみれば、石油は自分の国のものですから、分けてあげる理由がありません。
アオ国は断りました。
ミドリ国の人たちは怒りました。
「ほんのちょっと油田の場所が違っただけで、こちらの子供たちは未来に夢をみれないなんて、ずるい!」
アオ国の人たちも怒りました。
「何もずるくない! ミドリ国こそ、何もしてないくせに、お金だけ分けてくれなんて、むちゃくちゃだ!」
こうして、2つの国の人たちは仲が悪くなっていきました。
アオ国は、怒ったミドリ国が攻めてきて、油田をむりやり奪いに来るかもしれないと恐れました。
ミドリ国はそれを見て驚きました。
怒ったアオ国が、ミドリ国を力で黙らせようとしてるんじゃないかと恐れたのです。
銃を向けあっている最前線の兵隊たちはとても怖く思ってました。
いやだ、死にたくない。
「殺されるくらいなら、ぼくを狙っている相手を先に撃って、自分の命を守って、何が悪い?」
ぱん!
先に撃ったのがどちらなのか、誰もわかりませんでした。
その人には、家族がいました。恋人がいました。友達がいました。
「ひとごろし!よくもやったな!」
ミドリ国の兵隊たちは、アオ国に向かって銃を撃ちはじめました。
戦争がはじまったのです。
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「戦争は、戦争をしたがる、悪い政治家が起こすんだよ」と教える人がいます。
そう書いてある本もたくさんあります。
でも、考えてみてください。
さっきのお話に、「戦争が好きで、戦争をやりたい、悪い人」は出てきましたか?
出てきませんでした。
みんな、今よりちょっと幸せになりたかった、子供たちに夢をかなえさせてあげたかっただけの、ふつうの人たちばかりでした。
戦争は、「悪い人」がいなくても、起きるんです。
あなたがアオ国の人だったら、どうすればよかったでしょうか?
あなたがミドリ国の人だったら、どうすればよかったでしょうか?
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日本は、どうすればよいでしょうか?
ミドリ国のくれくれが原因じゃないか
それだけで全部説明できる? 集団安全保障はどう説明するの? 湾岸戦争は間違いだったの?
ちょっと前時代的じゃないかな。 ミドリ国は人件費が安いだろうから、アオの資本はどんどんミドリに出て行って ミドリ民を雇用するだろうし、逆にアオはミドリの市場を育てて食いた...
(筆者です)うーん、確かにごもっとも。 ただ、実はこれを書いたのは、アホサヨクが崇める「戦争のつくりかた」 http://www.ribbon-project.jp/sentsuku/ を読んで「違うだろ・・・」と思ったか...
資本主義のグローバル化を前提に書き直してみたら? 確かに「少数の悪人が戦争を始める」ロジックからは脱出してるけど 根本理論は、いわゆる「サヨク」のものとおなじものを使って...
(筆者です)ふむふむ うーん、小学生レベルで理解できるよう、シンプルにはしたいんですよ。 文章量もこれ以上増やすと長ったらしいし。 どう直せばいいか、教え(アイデア)を乞...
いや、現代に於ける資本の移動や市場原理を視野に入れてないって点で このアオとミドリの国に単純化した場合、アオの国が富むことは 現代ではミドリにとっても幸運だったりするわけ...
ここまで自演
(筆者です)ふむふむ うーん、小学生レベルで理解できるよう、シンプルにはしたいんですよ。 文章量もこれ以上増やすと長ったらしいし。 どう直せばいいか、教え(アイデア)を乞...