2014-02-12

男も三界に家なし

http://anond.hatelabo.jp/20140211194145

SIerからじゃない。男だからでもない。

誰かに対してコミットメントをして結果を出す。

それが本来の大人のあり方だ。

パートナーなのか、会社なのか、クライアントなのか、子供なのか、国民なのか、、

状況やスケールは違えど、何にもコミットせずに癒される場所というのは「お客さん」という役割以外にない。

サービスを受けるだけの心地よい「居場所から自分意思で決別し、誰かに対して責任を負えば「お客さん」ではなくて「当事者」になる。

当然、そこは居心地のいいだけの「家」ではなくなる。

女性は長らく「女三界に家なし」と言われ、嫁に行ったら居場所がないとされていた時期があった。今でもそうかもしれない。

「家庭を守り男の子を生んで立派に育ててイエを残す」というミッションに縛られ、結果を残すことのみを求められ、社会に出れば、夫の「妻」としてしか扱われず、簡単には実家にも戻れなかった。

女性はやっと、自分で稼ぎ、自分裁量社会に出て、少しづつでも居場所を作ろうと四苦八苦している。

それに比べて男は会社に、家庭に守ってもらって来た。大事な「お客」として扱われてきた。

でも、もう家庭も会社社会もそんな「お客さん」を飼ってる余裕はもう無い。

立派に誰かに対して責任を負えば、心地よい居場所はなくなる。

会社できちんと責任を果たし、結果を出すような働き方をすれば楽しいだけの場所になんてなりえない。

家庭でパートナー子供達の将来に責任を果たし、安心をさせようと振る舞えば癒されるだけの場所にはならない。

さら実家に帰って年老いた両親に甘えるなんぞは到底大人の男のやることとは思えないし、そもそも継続性を持ちえない。

仕事が終わった後の数時間、すべての責任から解放され、「お客」として扱われ、誰に対しても何もコミットしない時間を過ごす。

女性から見れば何を甘えたことを。。

と言われそうだが、家にまっすぐ帰らない男達も厳しい状況の中少しづつきちんと会社に家庭に社会責任を果たそうとしているのだからまだマシだろう。

甘いかもしれないが褒めてやってほしい。

実家の部屋で両親に「お客さん」として扱われて何にもコミットしないまま生きる男達も多いのだから

恰好よく言えば

開高健が言うところの

「男は心に傷があるから家を出て釣りに行く。だが男はその傷が何か知らない。」

というやつだ。

現代女性から見れば「何を恰好つけてんの!さっさと帰ってきてこの子をお風呂に入れて頂戴!」

って言われるだけだがw

あっ、あと間違っても、自分の居場所を作ろうと起業とかしないように。

場所どころか、さら孤独を抱え込むことになるからね。

http://code-g.jp/bokoboko/101131209-041.php

このちょっと前の竹原の回答に対する男達の拍手喝采を見れば如何に多くの男の脳みその中が甘いか分かる。

リスクを取って始めたことは結果を出すまで居場所なんかなくて当たり前。妻の応援?チャンチャラおかしい。

さっさと結果を出せるようがんばるしかないのが当たり前。応援してもらって居場所がないと成功できないなんて考えなら一生結果なんか出んよ。

しろ結果を出しても居場所なんかない。

ただ責任を全うし、結果を出すのみ。

元増田はまだえらい。ふんばってがんばろうぜ。

記事への反応 -
  • 少し前にテレビで「まっすぐ帰らない男たち」という特集があった。仕事が終わると、ゲーセン、カフェテリア、書店、飲み屋、家電量販店にたたずむ男達の姿を追った内容だった。中...

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