タイトル堅苦しいしわかりにくいけれど、最高の離婚というドラマを観てました。リアルタイムでも見たし、今週再放送やってるのでそれも途中から観てます。ステマじゃないよむしろステマになってくれれば嬉しい。
3年くらい前に親が離婚しました。私は、就職しても勉強しても結婚してもいいという自由な年齢でした。でも、ショックは大きかったです。別居期間をはさんでの離婚だったので、心構えはあったつもりなんですがそれでも辛かった。
最高の離婚のキャッチコピーが「なぜだろう。別れたら好きになる。」なんですが、本当にその通りで父と母がどうだったかはわからないですが、ギスギスしていても家族だった時間に戻りたいと思うことが何度かありました。
このドラマの登場人物はみんな30歳とかで子どももいなくて、光生くんとゆかちゃんという夫婦が物語の序盤で離婚しちゃいます。性格の不一致パターンで。
で、離婚してからのすったもんだ惚れた腫れたが描かれます。お互い、新しい出会いに目を向けたり相手の両親と話したり。
で、光生くんがドラマの中盤で言うセリフがあるんです。「結婚は人生の一部だけど、離婚には人生の全てがありますね」みたいなことを言うんです。そのとおりだよ光生!私は結婚したことないけど!
「婚姻届が結婚の始まりなら離婚届は離婚の始まり」って光生のおばあちゃんこと八千草薫さんが言います。そうだよね、ここから始まるんだよね…と一人で膝を打ちました。
離婚って言ったら関係の終わりで、全部おしまいみたいな感じがするんですけどそうじゃないんですね。なんでこのドラマにハマったのか、ずっと考えてました。お話として面白いし、役者さんも素敵な人ばかりです。
でも、そうじゃなくて、離婚してもそれぞれの人生は続いていくんだなと。
やり直すこともあるし新しい相手と新しい関係を育むこともあるし、一人で生きていくという選択肢もあります。離婚したからって、何も終わらないんです。それは見方を変えれば結構つらいことです。稼ぎが増えるわけでもなく、子育て中の子どもが消えるわけでもなく、相手の両親という存在がいきなりいなくなるわけでもなく。遠くに引っ越しても、生きている限りどこかで会うこともあるかもしれない。
離婚しても人生が続いていくっていうのはすごく辛いときもあって、ある意味優しいなと思いました。「離婚は終わりじゃない」っていうのを描いてたところが、とっても嬉しかったんです。思い出は残るし、私という存在が消えることも無いわけですから。
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