2013-12-12

ポータルサイトリニューアルを70万円で請け負った。

私は中堅のWEB制作会社ディレクターとして働いている。

それなりのPVのあるポータルサイトリニューアルを70万円で請け負った。

ちゃんとした見積を出せば300〜600万円くらいの案件だと思う。

色々未来があり、先方に予算があるから…という理由でそうなったらしい。

もちろんそれなりのサイトなので、競合とのプレゼン大会となった。

結果うちが勝って受注となったわけだが、理由が「安いから」だ。

営業がプレゼンにいって、何の計算もされてないデモデザインを持っていってとってきた。

その後その営業が自らディレクションをしてくれれば問題ないのだが、

自分がやりたくないから、という理由でディレクターの私に案件が降りてきた。

内部を整理するとめちゃくちゃだった。

めちゃくちゃすぎてビックリした。もうハンパない

まず現状だとサーバーの維持費が高いかサーバーを移管したいという先方の考えがあって、

こちらも「じゃあ移管しましょう!」という提案をしているんだが、

元々入ってるプログラムがどういった環境で動いているかを確認していなかった。

それで受注した後にようやく現状のシステム仕様書がやってきた訳だが、

どう考えてもレンタルサーバーレベルじゃ動かない。

VPSで試してみたtが動かない。

元々のプログラムがクソすぎるわけだ。

この件に関しては一旦放置する。

最悪プログラムの組み直しをシステム部に依頼しなきゃいけないわけだが、

おそらくとんでもないレベル罵倒を浴びせられることだろう。はぁ、気が重い。

次にリニューアル範囲を決めていなかった。

「とにかく何でもやりますよ!」というスタンス仕事をとってきているので、

先方としては「これもリニューアル範囲に含まれるよね?」というスタンスで突っ込んでくる。

結局当初はトップページリニューアルサーバー移管のみの話だったがの、

リニューアルとなった。もちろん受注金額は変わらず。

そこそこ大きなサイトのため、打ち合わせが必要になる。

先方の事務所が離れているため、こちらから行こうとすると新幹線を使う事となる。

営業サイドは「安い案件で経費をかけられないから行くな」という指令が下る。

安い案件…?

安く取ってきたのは、どこの誰…?

そんな言葉をぐっとこらえて結局Skype会議がメインとなった。

誰が喋ってるか分からねぇ…議事録まとめられねぇ…という事がありつつ何とか仕様等まとめた。

会議にて要望が当初の倍になり、営業サイドからは「対応して」の一言

いや、いいですけど、工数かかりますよ?

結果、来年3月くらいまで私は数字的に全く会社に貢献できない人になるだろう。

数字があがってない」と言われるだろうが、

その時は無言で辞表差し出す予定。

辞表は常にロックのかかった机の引き出しに入っている。

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