2013-11-01

たったひとつの非現実的な異変により変わる日常面白いと思う

面白いアニメマンガ小説映画等の創作物というのは、大きなひとつの「異変」が物語を広げている。

まどかマギカにすれば、ごくごく普通女子中学生が「魔法少女になったら」というひとつの異変。

そのひとつの異変が数々の変化を生み出し「普通」の世界をみるみるうちに変えていく。

どうして魔法少女は生まれ、何のために生み出されたのか、魔法少女になったらどう生きていくのか、周りにはどんな人がいて、どんな性格をしていて、その人たちも魔法少女になったらどうなってしまうのか…

ごく普通日常にうまれるひとつの異変から生み出される数々のストーリー

映画でも、ごく普通世界に突然「怪獣」が現れたら人類はどんなストーリーを辿るのか…というのがパシフィックリム

パシフィックリムの中ではイェーガーが各国で作られた。

日本ではその昔、ウルトラマンを登場させた。

ちょっと裕福なおうちにスラム街に住む頭は良いが性格ねじまがった子が養子に来たら…というのがジョジョ

大阪ミナミに金には汚いが人情に厚い闇金がいたら…というのがミナミの帝王

殺人鬼同士か夫婦になったら…というのがナチュラルボーンキラーズ。

いじめられっ子超能力者だったら…というのがキャリー

実際に反抗する部下がいたら…というのが半沢直樹(見てないけど)

田舎で将来海女になるのが当たり前にそだられた女の子アイドルを目指したら…というのがあまちゃん

ヤクザ次元を超えた戦いをしたら…というのがデッドオアアライブ

なんて書いたらキリがないけれど、何かのひとつの非現実的な異変によって変わっていく世界を作り出すような人間になりたいなあ…

ていうか将来なるから、俺が高校卒業するまで待ってろよ!

  • がんばれ^^ 応援してるで^o^/

  • 創作論として「まず大きな嘘をひとつだけ放り込む」ってのはあるよね。

    • その大きな嘘…というか前提の周囲に、整合性のあるディテールを広げてゆけば それで舞台装置はできあがるもんね。 http://anond.hatelabo.jp/20131101113935

  • SFの定義論とかあるけど、その1つが 舞台装置を少し変えて現実をシミュレートすることで、現実の歪みをあぶりだす。って感じ。 SF面白いよな!

  • 「孤独のグルメ」は?

    • 孤独のグルメは、普通のビジネスマンがランチに関しては開拓精神と好奇心が人並みはずれて旺盛だったら…という話

      • 後食欲 ドラマに限っていえばゴローちゃん毎回食いすぎやろw

        • こうかな 普通のビジネスマンがランチに限っては好奇心・開拓精神・食欲が人並みはずれて旺盛だったら何をするか?と考えた結果、普段は雑誌に載らないし、入ろうともしないような...

  • その異変で歪む日常にリアリティがないと受け手が冷めるので 面白い化学反応の生まれそうな異変を捻り出す発想力と 壊れる世界をリアルっぽく描写できる教養の両輪が必要なんで が...

    • その異変で歪む日常にリアリティがないと受け手が冷める これ、SFだとよく言われるんだけど、実はそうでもない気がする。むしろ必要なのは「異変そのもののもつリアリティ」で...

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