試験で高得点取れるだけじゃ仕事はうんぬんかんぬんという空気が充満し切った現在、いかがお過ごしでしょうか。
僕にはそのコミュニケーションスキルが一体何者なのか、今だに理解できないのです。そして、そんなことでお茶を濁している企業への疑問と不信感は日々増すばかり。
そんな訳で今宵は、コミュニケーションスキル(笑)をいじくりまわしてみたいと思います。
求人をみると本当に猫も杓子もコミュニケーションスキルを熱望している有様。そんなにコミュニケーションスキルが欲しいのか。というか、そんなに社内に不足しているのか。不足してるならまずそっちから手を付けなきゃいかんのではないのか?
そもそも、コミュニケーションスキルがどんな能力か、ちゃんと定義付けはできているのか。そこが具体的になってないとただのおしゃべり人間しか集まらない気がするんだが。。。
色々な求人を見た感じだと、結局企業が、多くを語らずとも自分たちのことを理解してくれよ、という状態なんじゃなかろうかという気がする。
自ら理解される努力を放棄して、理解してよと望んでるとしたらどんだけかまってちゃんなんだか。
そもそもコミュニケーションを図る、会社を理解するためには材料が欠かせない。
なんせコミュニケーションは手段であってそれ自身が目的ではないから。
情報を共有して始めてコミュニケーションが成り立つのだから、そもそも情報が確定していなければコミュニケーションスキルの高い人間が入ってきても手持ち無沙汰になるだけだろう。
コミュニケーションスキルを求める側がコミュニケーションされるスキルがないんだからこりゃもう笑い話でしかない。
今までいくつか会社を渡り歩いてきた印象だと、そもそも企業で情報基盤が整備されてないんじゃないかと感じる。つまり、コミュニケーションの素がグダグダなんじゃないかと。
で、一番何がダメかっていうと前提条件の共有の部分が決定的に弱い。少なくとも今まで務めた10社くらいの企業では。
ほんとに少ないな。。。
とにかく今だに暗黙の了解を求める傾向があるのよね、日本の企業には。外資系だとその辺どうなのかな。務めてみたいんですけど誰か紹介してくれませんか?
で、企業がコミュニケーションスキルにこだわることなく仕事を円滑に進めるためにどうしたら良いかっていったらそらもう、情報のフォーマットを整備することでしょう。使っている用語の定義とか、資料の書式、さらにはスケジュールの書き方まで、とにかく方式を統一して誰が見ても同じように理解する基盤を作ること。
これをめんどくさがって何とか都合良く解釈してくれる人を探すために「必須条件:コミュニケーションスキルの高い方」とかわけのわかんない条件をつけちゃうんでしょ。
この条件を提示している企業はだいたい内部のコミュニケーションが破綻していると思って良さそうだ。なんせ、コミュニケートを個人に依存して組織で努力しようとしないんだから。
そういや最近勤めた会社では一つのプロジェクト内で使うサーバー設定書類がサーバーごとに違うフォーマットで作られてて驚いた。こんなこと普通にあるのかよ。もう日本の伝統ある大企業は死んでるよ。
外資だとコミュ力なくてもいいとか言うけどそれウソだから むしろ積極的に打って出る必要があるんだからもっとコミュ力いるだろ