身の回りに、人より無表情だったり、よく眉間にしわを寄せてたりする人っている?
高校生くらいのときに、自分にそういう傾向があると気づいた。ほとんど無意識にやってることだけど。
「怖そう」「機嫌悪そう」「冷めてる」「何考えてるかわからない」なんて人から思われてることがよくある。
でも、常にそんな表情をしてるわけじゃなくて、笑うときは笑うし、柔らかい表情のときもある。
しばらく付き合うと、「思ってたより××だ」とか「結構違った」とか言いたい放題言われることがあるので、単に人見知りなのかもしれない。もしくは相手が慣れたのかも。
人よりマイナスな印象を持たれやすい自覚があるから、人と話すときは表情を意識するようにして、家では鏡の前でいろんな表情を作ってみたり、表情筋のトレーニングをしたりと努力はしてる。そうじゃないと社会人としてやってけないから。
でも、気を抜くとダメなときがある。緊張してたり余裕がないときに癖が出ることもある。
そんななか。
「表情が硬い」
「にこやかな顔をしろ」
「不機嫌な顔をするな」
やばいやばいと少し反省しつつ、気をつけますとなるべく笑顔で返すようにしてた。注意されるだけありがたいかもと。
でもね
「かわいげがない」
「目つきが悪い」
「顔つきが気に食わない」
「その顔どうにかしろ」
「見下してるのか」
「馬鹿にしているように思える」
「文句でもあるなら言え」
「恨むような目で見るな」
などなど。笑いながらだったり、嫌味っぽく言われたりした。
そんなこと言ってないし思ってないし考えてないのに。
軽口なのかもしれないけど、何度も言われると、少しつらい。
飲み会の席で、早く帰りたいなーと思いながら端で上司の話を聞いているときは、嫌そうな顔をしてたかもしれない。
けれど、表情を意識して上司と向かい合ったときにも、そういう顔をするななどと言われると、どうしていいかわからない。
ここには挙げないけど、言われて頭が真っ白になったフレーズもある。
顔が引きつって、笑えといわれても笑えなかった。そして、笑いながらグサグサと胸を抉るんだなこの人と悲しくなった。
人の言うこといちいち気にしてたらやってらんないから、スルーしとくのが大人なんだろうけど。
そのフレーズを言われた夜は、それをきっかけに昔の人間関係のトラブルとか連鎖的に思い出したりして、全部自分のせいだとか、あのときああすればとか、余計なことを思い出して後悔と自己否定の渦に嵌った。ストレス溜まってたのか泣きながら寝たあの日はあまり思い出したくない。