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2022-12-08

サッカー日本代表は今後もW杯ベスト8に行くことはない。その理由

サッカーが一番人気ではない国だからである

データによる裏付け

サッカーが一番人気ではないがW杯に出てくるレベルの国は、日本のほかにアメリカ韓国オーストラリアカナダベネズエラなどがある。これらの国の中でW杯ベスト8以上に行った最後かつ唯一の大会2002年バイロン・モレノという審判が大活躍してメチャクチャになった大会である。彼が活躍していなければ韓国ベスト16で終わっていたし、アメリカグループリーグ敗退だったのだ。(※アメリカグループリーグ第2戦のポルトガル戦で、モレノからアシストを受けて勝ち点3を得ている。これが効いてグループリーグを通過できた)

まりサッカーが一番人気でない国が、まともなW杯ベスト8以上に行った事例は未だにない。

では、一番人気でないと何がW杯上位進出阻害要因として起きるのかを分析する。

「一番人気」でないと起きる事:①アスリート人材が人気競技に奪われてしま

これはよく言われることである身長体重を中心とした体格面で上回るアスリートが人気競技に奪われてしまい、サッカー界はその残りカス選手構成しないといけなくなるのだ。大昔の代表監督だったトルシエプロ野球試合を観戦して「日本代表必要フィジカルを持っているアスリートがここに居た」と嘆いたのが有名だが、他の国でも同じ事が起きている。

例えば、今大会アメリカ代表ベスト16試合スタメン平均身長は181.1cmと日本代表より3cmほど高かったが、MLBの平均身長には劣る。大谷翔平のいるエンゼルス今季終戦スタメン平均身長は184.9cm。4cmくらい劣っている。サッカー身長が高ければ絶対良いというわけでもないが、体の強さが求められる競技なので高いに越したことはない。あまり高身長イメージが無いブラジル代表ですら、ベスト16試合スタメン平均身長は181.8cmとアメリカより高いのだ。

「一番人気」でないと起きる事:②「サッカー強化」を最優先にした設備投資が出来ない

これは主に練習場やスタジアム整備の話である

サッカーが一番人気の国であれば、天然芝練習場やサッカースタジアムがいとも簡単に作れる。その原資はほとんどが税金だ。

一方、サッカーが一番人気でない場合はそうもいかない。

例えば日本はいろんな競技が人気があるので、サッカー専用スタジアムよりも様々な競技を行える陸上競技場の方が需要が高い。サッカーしか使えないサッカースタジアム構想の話が出てくると「税金ガー」「稼働率ガー」と大騒ぎされ、反対運動が起き、一部例外を除いて数年の間にその構想は立ち消えとなる。

アメリカ一見マシに見えるが、プロサッカーリーグMLS本拠地の大半は「アメフト兼用」「人工芝」のどちらかだ。天然芝サッカー専用競技場はなくはないが、それが税金建設運営されることはない。中東諸国と同様に、富豪の戯れの一環として作られている。

プロリーグスタジアムですら苦しんでいるのに、練習場が増えるわけがない。Jリーグですら未だに専用練習場を持っていないチームが結構あるし、練習場を持っていても人工芝だけ、と言うチームも少なくない。一般用のや学校グラウンドも一時期は芝生化推進プロジェクトがあったが今は費用問題でほぼ頓挫し、土か人工芝か荒れ果てた天然芝かの三択。一方でW杯天然芝だ。テニスでもクレーコート天然芝コートで戦績が違うプロ選手が出るように、人工芝や土のグラウンド練習しても天然芝の本番では繋がらない部分が出てくる。

これが「サッカーが一番人気ではない国のサッカー環境」。サッカーのための設備投資が出来ない。サッカーが一番人気の国とサッカー「も」ある国とでは、インフラからして違うのだ。その差がW杯の成績として出てくる。

ではどうすればW杯ベスト8以上に行けるのか

サッカーの人気を上げるのは難しいだろう。サッカーが一番人気ではない国はスポーツコンテンツ豊富にある国が多く、世界特筆した結果を出せないままでは人気が上がることはない。今みたいに4年に1回、3週間ほど特集されるくらいである。

となるとルールを変えるしかない。W杯スタジアム人工芝解禁は度々FIFAの中でも話が出ているし、育成年代世界大会(U-17W杯)では実際に解禁された事例もある。近年FIFAの中でもアメスポ文化派の人の発言力が上がっているようなので、次の次のW杯あたりから人工芝が解禁される可能性はある。そうすれば、日本アメリカなどの「サッカーが一番人気でない国」にも上位進出のチャンスが出てくるだろう。

 
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