2021-09-15

昭和会社員は本物の家畜だった話してもいい?

最初に言うけど俺はまだ58なんで半分ぐらいは親父や先輩から聞いた話だ。

まず昭和の頃には社員寮というのが当たり前だった。

新入社員規則正しい生活を学ぶために最初の5年は寮に住めという規則が合ったぐらいだ。

知り合いの自衛官が言うには今でも自衛隊はそんな感じらしいが全く令和の時代にご苦労なことだ。

社員寮での暮らしは寮監や大家と呼ばれる人によって管理され、消灯時間というものさえ設けられていた。

深夜の外出は許可制だったし、休日会社運動会だの職場草刈り打なのによく連れ出された。

上司は怒鳴る蹴るは当たり前で、怒鳴っても物を投げない人は温厚と言われていたものだ。

私が入社しころ瞬間湯沸かし器のように毎日怒っていた人がいたのだが、今は定年再雇用資料整理係をしているのだがスッカリ大人しくなって驚いている。

会社から権力を借りてくればそれこそ異性の社員だろうが同性の社員だろうが手を出してもいいぐらいだったが、逆に会社権力を発揮すればリストラはあっという間に行われた。

サントリーの45歳定年の話なんて、昭和価値観でいえば何もおかしくなく、当時は労働組合煩いなんていっても鼻薬の嗅がせ方次第でしかなかった。

宴会芸で裸踊りをさせられたと話すと今の子供は驚くが、そもそもチン毛マン毛を燃やされることを拒否して出世したやつがいものかとドヤされるのが当たり前だったのだ。

あの時代会社員は確かに畜生だった。

飼われているという意味でも畜生であったし、今の尺度で見れば人間としても畜生だったのだろう。

だが今の社会と比べて、会社に飼われることの安心感は強かった。

なんだかんだ言って今の世の中ではサラリーマンと言っても脆弱だ。

給料も少ないし、転職できるネタがあるんだぞと脅さなければ会社に居場所も作りにくく、そのくせ部下はやれ人権だなんだという態度が露骨にすぎる。

テレビ牧場主が家畜相手家族ぐるみを自慢気に騙るが昔の会社サラリーマン関係はそんなもんだった。

会社サラリーマンがやる気を出せるようにと気を使ってくれもするが結果を出さなければ鎖で縛ったままで殴りつけてきたし首を切るのにも躊躇なんてなかった。

今の会社はどこか他人行儀で結果を出せと語りはするがどこか放任主義放し飼いのように感じさせる。

会社看板を掲げることで仕事をとってきたり仕事をもらったりしてその上前を撥ねられるのは同じだが、昔は鵜飼いの鵜のように餌場まで連れて行ってもらえたのが今は餌場ごと自分で探すような状態だ。

現代の世の中で社畜をやれるものある意味でそれだけ強い会社の下で働けているのだから幸せなのかも知れない

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