2021-05-09

池江選手騒動で、いまいちまとまらないが、箇条書きで書いてみた。

調べ切れてないので、間違いがあるかもしれない。

そもそも五輪自体、今、何が何でも開催しなければいけないものなのか。

 変異種が広まりつつある日本で、文字どおり全世界から入国を許すべきなのか。

 各種国際的イベントが中止になっている中、パンデミック下でオリンピックをするのは疫学的に、人道的に正当性があるのか。

選手選手まわりのスタッフコーチとか)、マスコミスポンサー関連など、9万人近い入国者があるという。それらのワクチン接種は各国の問題だが、国内だと、ボランティアスタッフワクチン接種の問題がある。ボランティアスタッフ分のワクチンは用意されておらず、ボランティアスタッフからその家族や同僚など一般人への二次感染が予想される。島国で、水際対策がやりやすいのに(できていないが)、すでに選手五輪関係者でも、またルール違反者なかにコロナ感染者は出ている。

・池江選手は「平社員」であり、一選手に言うことではない云々。

 たしかTwitterなどで直接伝えることではないとは思う。SNSなどで直接、矢面に立たされてしまうのは、いい傾向だとは思わない。ただ、ここまでの騒動になっているのが、逆説的に池江選手の影響力の大きさを証明している。彼女が「参加しない」といえば、相当な影響力があるだろう。だんまりを決め込んでいる他の選手も何かしらの態度表明をし出す可能性もある。

 たとえば、今度のオリンピック(出場予定)選手で、名前を5人あげろ、といわれたら、多くの人が彼女名前を挙げるだろう。有名税というと言葉が悪いが、各種スポンサーバックアップも得ており、「優秀な選手でありながら、難病を乗り越え五輪を目指すけなげな女の子」と矮小化するのは返って彼女への侮蔑である

選挙で「自分の一票なんて意味がない」と投票さえしないのと同様に、「一選手に言っても仕方がない」というのは、おおよそ民主主義的な態度ではない。一選手の一票が、世論を大きく動かす可能性がある。

また五輪自体、国の金も掛かっているのも頭の片隅には置いておきたい。

医療従事者にも満足にワクチン接種が進んでいないにも関わらず、それを押しのけて「アスリートファースト」でワクチン接種ができ、いざコロナに掛かっても入院できる。特権しか言いようがない。

医療リソースワクチン、金、その他諸々、日本は十全な態勢とはとてもではないがいえない。五輪リソースをかけるより、コロナ対策リソースを割くべきではないかリソース無限に出てくるわけではなく、限られている。直接は見えないだろうが、五輪が開催されれば、その期間中一般市民コロナになっても、五輪選手関係者が優先され、前者は見殺しにされる。一般市民を後回しにしてまで、五輪に参加するのであれば、せめてもっと人殺しの顔をしろ。「暖かく見守っていてほしい」は、「一般市民は見殺しにされても黙ってろ」と変わらない。近代五輪の「参加することに意義がある」という精神が、痛烈な皮肉になっている。

  • 池江の水着姿で抜いたことあるヤツだけが石を投げろ、まで読んだ

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