2020-08-09

アメリカ保険会社重役の懺悔、あるいは餓鬼で一杯の地獄 その3

anond:20200809233636 からの続き。

もっと重要な事は、カナダでは誰もお金が無いために医者に診てもらえないという事がなく、カナダ人は家計破綻させる医療費請求書を受け取る心配をせずにコロナウィルス検査治療を受けられるという事だ。これは間違いなく、カナダのcovid-19の死亡率が我々よりもずっと低い理由の一つだ。アメリカにおいては、とんでもない請求額が我々の健康医療制度の特徴の一つだ。トランプ大統領議会メンバーからのcovid-19の患者検査処置請求されないという保証にもかかわらず、多くの報道によると彼らは多額の請求によって苦しめられている。

カナダではこんな事はない。カバーされる医療サービスについてco-paysだの、deductiblesだのcoinsuranceだの(訳者注」全部、自己負担の事)はない。医療サービス提供時点では無料だ。そしてカナダでは失業者健康保険を失うことを心配することもない。合衆国では対照的に、このパンデミック4000万人以上が職を失ったが、そのうちの数百万は、そして家族もまた、保険もまた失った(訳者注:アメリカでは健康保険会社が購入して従業員提供している事が多い。そのため、失業すると健康保険を失うとか、健康保険の為に会社を辞めれないとか、更には健康保険家族への提供される場合、変更保険の為に結婚するとかいう事がある。)

そしてケアの質のこともある。数多くの尺度でみて、カナダの方が優れている。いくつか例をだそう:カナダ合衆国よりも予防可能な原因による入院比率がずっと低い。糖尿病では我らの国はほぼ2倍も多いし、高血圧では8倍以上も多い。そしてカナダヘルスケアに一人あたりでみて我々の半分以下しか使っていないが、彼らの平均寿命は82歳であり、対して合衆国では78.6歳である

パンデミック北米にやってきた時、毎年global budgets (運営費用を賄うために州や地域レベルで通常一定の額が支払われている)のもとで運営されているカナダ病院は多くのアメリカ病院よりも患者の増加により良く準備できていた。そしてカナダは各個人を守る備品生産増加も我々よりはるかに速かった。

生活の為にかつてやっていた事についての多くの後悔のなかで、その最大のうちの一つはカナダ健康医療制度への中傷だ。もし合衆国2009年に(あるいはそれ以降のいつかに)違う改革を実行出来ていたら(訳者注:2009年改革がACA、オバマケアの事。上述の通り、これは民間保険会社へ頼った制度改革だった。)、保険の支払いを制限する事へのインセンティブで一杯の民間保険会社に頼らない改革が出来ていたなら、我々は今日、より健康な国であっただろう。保険なしで生きる事は、避けえた死を迎える確率を劇的に上昇させる過去13年間にわたって、何万ものアメリカ人がおそらく早すぎる死を迎えただろう。我らの北の隣人たちと違って、彼らは保険を持っていなかったり、あるいはあまりに不十分な保険だったりして、必要医療を受けられなかったために。私はその事の恐ろしさと、その中の自分役割とともに生きている。毎日

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