2019-04-23

アルコールタバコと同じ道を辿る未来を考える

 タバコは昔は駅でも吸えた。新幹線でも普通に吸えた。歩きタバコをするやつは未だにいるけど一般的には嫌悪されているし、東京ではついに飲食店からタバコ撤退するらしい。根底には副流煙による健康被害もあれば単に匂いも気になったりするし、そもそもタバコは成人じゃないと吸えない。有害物質を含んでいるのである

 というのを考えると、同じく成人じゃないと飲めないアルコールも、同じく有害物質アセトアルデヒドに変わるわけだし、酔客は迷惑だし飲酒運転はあるし暴行するのはたいてい酔っ払いだし酔っ払いは酒臭い。ということでゆくゆくはアルコールも同じ道をたどるのではないか、と思うのであった。

 でね? 

 とはいえタバコも完全に禁止にされたわけではないし、私の会社の隣の席の先輩は絶対禁煙はしないっていっているのね。アルコール世間一般嫌悪され始めた場合果たして私はどうするのだろう、というのも気になるのでそのあたりについても考えたい。

 まず、路上でも新幹線でも駅でも飲めるアルコール規制する。基本的自販機とかでは売らないし、公共の場で酒を呷るなんて恥ずかしいことはやめるべきなのだ。そして分煙、じゃなくて分酒がスタートする。酒を飲むような輩と同じ席で飲食するなんて、うるさいし危ないし臭いではないかタバコ飲食店から消えた今こそ今後は「タバコはお吸いになられますか?」ではなく「お酒はお飲みになられますか?」と聞いて喫酒席に案内するべきなのである子供連れも安心

 コンビニで気軽に販売されている酒類についてもぐっと数を減らし、衝動的にお酒を買ってそのまま飲めてしま文化もやめてしまおう。アルコール依存症の方が減るかもしれないし、渋谷ハロウィン騒動もなくなるかもしれない。飲酒運転による不幸な事故も減るかもしれないしいいことづくめではないかファミレスランチタイムタバコが吸えない時間があるように、禁酒時間も設けるべきだな。お酒というのは、夜間しか営業しない居酒屋で飲むものか、それか自宅で楽しむものになるのだ。

 さて。

 ここまで、タバコの歩んできた道に置き換える形でアルコールの辿る未来を思うままに描いてみたけれど、なんか考えてみたら全く困らないどころか、個人的にはとてもいいと思う。私はお酒が大好きだけど、居酒屋で飲むか家で飲むかがほとんどだ。たまに昼間から飲む酒というのも確かに美味しいんだけどそこは目をつぶろう。もしくはBBQ場とか温泉宿がちゃんと国の許可を取ればOKにするとかにしよう(欲が出た)。

 どうあれ、電車の中で酔っ払うおっさん(近くに立つのは避けたい)もいなくなるし、新幹線飲酒していびきかいて寝るおっさんも減るのだろう。よくよく考えてみれば、路上電車飲酒してるやつなんてろくなやつはいないのである。なぜタバコ弾圧されているのに、アルコールがでかい顔をしているのか。なんとなくこうして文章にしていると、どんどんアルコール規制していったほうが良い気がしてくる。

 しかしながらこれだけは自分勝手なのだけれど、たばこ税みたいにどんどん酒税が挙がっていくのだけは勘弁願いたい。ちゃん迷惑かけずに静かに飲むからせめて今の金額におさめてほしい、というのはやっぱり飲ん兵衛の勝手なのだろうか。まぁ、値段が上がれば酒量が減って、健康増進に一役買ってくれるのかもしれない。

 あと最後に、多分利益率がよいであろうアルコール販売禁止コンビニファミレスが受け入れるかどうか、そして与党絶対献金してそうな大手酒造会社徹底抗戦するであろうなという問題現実には横たわっているような気がするのだけれど、アルコール摂取しながら世間アルコールを節酒すべき、という文章を書き連ねているこの私にはだんだんとどうでもよいことなような気がしてきたのでここで筆を置きたい。

 みなさまにおかれましても、よいお酒を。

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